トモとマキオとリンコさん 〜 彼らが本気で編むときは、〜 | クーニーのブログ

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大好きなフィギュアスケートや絵本のこと、カフェや京都のこと、持病の膠原病のことなど気ままに綴ります

水曜日、仕事の前に「彼らが本気で編むときは、」を観てきた。
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レディースディだぜぃ。1100円。
そのせいもあるかもだけど、満員だった。

108の煩悩がツボやって、そのシーンがとっても好き。← 変態か私 チュー
消費税話しも面白かったし、色とりどりの編物が綺麗で最後のシーンも良いしね ← 観てない人には、わからないよね、すいません。
仕事先に僧侶の資格を持っている方がおられるので、オススメしとこっと。

そして編物!
一目一目編む、ひたすら編む、あの感じ、とってもわかる。

お話しは、
母親に育児放棄された小学生の女の子トモ(柿原りんか)と、その叔父さんマキオ(桐谷健太)とトランスジェンダーの恋人リンコさん(生田斗真)の疑似家族のお話し。

斗真君、けっこうごつい。
もっと違和感ない俳優さんもいはったやろうに、と最初は思ったけれど、わざわざそんな斗真君を起用しはったのかな。
私にはリンコさんは、最後まで外見は女性に見えなくて、へんてこリンコさん(見た目は)やったけど、「それがどうした!」って突きつけられた感じ。


たくさん母親が出てくる。
(そういうと、父親は出てこなかったな
一人親なのに育児放棄するトモの母親(ミムラ)、
トモの同級生カイ(上級生男子のことが好きな男の子)の母親(小池栄子)、
リンコの母親(田中美佐子)、
今は施設に入っているマキオの母親(りりぃ)、
そして、母親じゃないけれど母親以上の母性を発揮するリンコ。

リンコの母親が、それはもうびっくりやの。
リンコが中学生の時の話も出てくるんだけれど、素敵すぎる 笑い泣き
それまでに葛藤があったのかな…。

映画の中でいろんなドラマチックなことがおこってると思うんだけれど、淡々と進んでいく。
まるごと受け入れてくれる人たちの存在は大きい。
否定、排除の世の中はあかんなと、今更やけど確認させてくれた映画だった。