映画を見て消耗する 〜 沈黙 〜 | クーニーのブログ

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大好きなフィギュアスケートや絵本のこと、カフェや京都のこと、持病の膠原病のことなど気ままに綴ります

「沈黙」を昨夜、仕事帰りに観てきた。

実は前に一度、映画館に足を運んだんだけれど、満員御礼で観れなかったのだった。
そこまでいっぱいだとは思わず、チケットも予約していなかった。
失敗は繰り返さない、今回はネットで予約もしていたので、無事観ることができた。
平日夜なのに、そこそこいっぱいの人。
今日は1日、ファーストディでチケット料金が安いしね。

入る前に、フード&ドリンクコーナーでコーヒーを買う。
あっ、買ってない、無料やった。
Tジョイ京都では、京都新聞のトマト倶楽部のカードと映画のチケットを見せると、コーヒーが無料になる。
映画館のフードコーナーのコーヒーって、普通のお値段するし、お得。

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そういうことをするのに、抵抗は感じる?
せこい?恥ずかしい?
若い頃はあかんかったけど、おばちゃんになると平気で出来てしまうわ。
今日なんか、何も他に買わずコーヒーだけもらったし ガーン  ひ、ひどい!
でも店員さんも慣れてはる感じ。
はい、今度はポップコーンか何かいっしょに買うようにします爆笑

さて映画。

いろいろと考えながら観てしまって、映像を観ていたような観ていないような、で終わってしまった アセアセ
あかんやん。

宗教って、何なんやろね。
一生、わかりそうにないわ。
私は、実家のすぐそばに教会があって(変な教会じゃないよ)、その教会付属の幼稚園卒だった。
卒園してからも毎日曜日には教会学校に行っていたので、一般的な日本人より宗教はとても身近にあった。
高校〜大学の時に、洗礼を受けた同級生が何人かいる。
私は反対に、その頃から少しずつ教会から離れていって行かなくなった。

結婚すると、相方の家の宗教というか菩提寺は浄土宗だった。
5年ほど前にはお寺で5日ほど、檀家向けの修行もしたんだから、昔から考えたらびっくりやね。
その修行はとっても面白い体験だった、嫌じゃない。
でも信じているのかというと、そうではない。

神とはよう言い切れないけれど、どう言ったらいいかわからないけれど「大いなる力」とでも言うようなものの存在を、漠然と感じることはある。恐れる気持ちもある。
そうなんだけど、この歳になっても学生の時と変わらず、委ねることのできない、我の強い自分がいる。
多分、この先も信仰心などというものは、持てそうにないだろう。


映画は、例えば昔みた「将軍」のような、外国人から見た日本、ものすごくケッタイな日本の描かれ方ではなかった。そこまでひどくない。
そこは良かった。
窪塚さんのキチジローは良かった。

162分は、長かった。
消耗系だけに辛い。
私なら省いて短くするなぁ ← 何様や、私 てへぺろ

やっぱり「沈黙」は、遠藤周作の小説だけで良かったかな、映画は要らんかったかな。

「沈黙 -サイレンス-」
     2016 米 162分  /   原題 Silence
     監督 マーティン・スコセッシ