邦題は???だけれど 〜奇跡の教室〜 | クーニーのブログ

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大好きなフィギュアスケートや絵本のこと、カフェや京都のこと、持病の膠原病のことなど気ままに綴ります

先週みた映画、2本め。
「奇跡の教室  受け継ぐ者たちへ」。
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パリ郊外の高校での話し。
フランスの高校と聞くと、おしゃれな感じを思い浮かべるけれど(なんて単純!)、この学校はそうではない。

帽子をかぶったまま、ヘッドホンつけたままの子や、携帯触っている子。それを注意する教師。
多民族、いろいろな宗教。
落ちこぼれクラスの担任になったゲゲン先生は、全国歴史コンクールにみんなで参加することを提案する。
そのテーマは「アウシュビッツ  子供と若者」だった…

教員歴20年の女教師。
友達先生ではない生徒への接し方が、気持ちいい。
学級崩壊寸前のクラスの生徒の前に立っているのに、あの落ち着いた態度。

私はずっと歴史の科目が大好きだったので、「暗記科目の歴史は嫌いだった」という意見を大人になって聞くと、「えー、歴史は暗記だけじゃないでー」と寂しく思っていた。

小学校で素敵な先生お二人と巡りあえたんだけど、それはとても幸せなことだったんだね。
音楽と理科の先生。
その先生とゲゲン先生との共通点は、その科目を教えるプロだったということ。
魔法をかけられたかのように、授業が楽しかった。
今考えると、そのためにものすごい工夫、準備をされていたんだろうなぁ。
その先生たちとの出会いがなければ、自分も今とは違った自分だったのだろうと思う。

私も仕事の準備、手を抜かずしっかりせねばね。

実話に基づく映画らしい。
生徒役で出演もしていた子が自分の高校時代の体験を、監督のところに持ち込んで、実現した映画。


「奇跡の教室  受け継ぐ者たちへ」
     2014年 仏 105分
     原題 Les Heritiers


それにしても、タイトルがなんだかなぁ。
仕方ないけど。
原題のLes Heritiersは、ネットの翻訳では出てきたり出てこなかったりで、おそらく大学卒業以来初めて仏和辞典をひいた。
Heritierは、相続人とか後継者とかの意味だった。
日本では、副題のほうにこの意味は入れたのね。


意識せずだけど、最近みた映画3本とも、戦争(アルゴは国と国の対立で、戦争ではないけれど)が描かれていて、感じることいっぱい。

当たり前やけど、戦争は悲惨、戦争はあかん。