先週、仕事をびっしり頑張った代わりに、今週は仕事のスケジュールがスキスキで、合間合間に秋の映画Week(勝手に私が言っているだけやけど)を、楽しんでいる。
まず日曜日、京都シネマで「ラストタンゴ」をみる。
アルゼンチンタンゴの伝説のダンサー、マリア・ニエベスとファン・カルロス・ロペス。
組んで50年後、1997年の日本公演の後にペアを解消している。
80歳を超えた現在の2人のインタビューと、過去の映像、そして過去の再現ドラマが交差して進行していく。
マリアへのインタビューは、過去の再現ドラマでマリアを演じているダンサーも、その場で聞いているのが面白い。
有名なタンゴがいっぱい流れていたらしい…
が、曲名わかったのはリベルタンゴのみ
2本目は祝日に、相方が小説を読んでいて「観たい」と言っていた「怒り」をみる。
「怒り」はどんな話しか全然知らなくて、でも監督が「フラガール」の人みたいだしと思って安心していたら、あの「悪人」の監督でもあったみたいで…あかん、苦手な分野やわ、と始まってすぐに気がついた
残忍な殺人事件、犯人は整形して逃亡している。
1年後、東京、千葉、沖縄に現れた前歴不詳の男3人。
それぞれの男に深く関わっていく人たち。
信じる気持ちに生じる疑念…
苦手な場面で下を向いて見ないようにしていたら、お隣の若い男性も必ず同じところで下を向いておられた
…その隣の彼女さんは、まっすぐスクリーンをみておられた
おまけにポップコーン食べながら…。
つ、つよい
渡辺謙、宮﨑あおい、松山ケンイチの千葉と、森山未來、広瀬すず、佐久本宝(地元のオーディションで抜擢された新人)の沖縄、妻夫木聡、綾野剛の東京、の3つの話が行き来する。
豪華メンバー。
スタッフさん、映画3本撮ってるぐらいの感覚で大変やったのと違うかな。
エネルギー、激しく消耗する映画だった。
怒り
2016 日本 141分 R12指定
吉田修一 原作
李相日 監督
坂本龍一 音楽