こんにちは!東京・府中の「ビジネス専門税理士」天野ですニコニコ

 

 

 

 

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みなさん「開業費」という勘定科目をご存じですか??

 

 

 

 

なかなか聞きなれない勘定科目ですよね

 

 

 

 

そもそも「開業費」って何なんでしょう

 

 

 

 

個人事業主の方から質問を受けたので今回はこの「開業費」について書いていこうと思います

 

 

 

 

これから開業しようとされている方は参考にしてみてくださいウインク

 

 

 

  開業費ってなに?

 

 

 

開業費とは事業を開始するまでにかかった費用つまり事業を開始するための準備費用ですびっくりマーク

 

 

 

 

事業を始める前にもいろいろな支出がありますよね

 

 

 

 

この準備段階で支払ったものは経費にならないのか?というと

 

 

 

 

そうゆうわけではありません

 

 

 

 

これを上手く活用することで節税することができますにっこり

 

 

 

 

  どんなものが開業費になるの?

 

 

 

では、開業費ってどこまでが含まれるのか?ということですが

 

 

 

 

個人事業主の場合は開業前に支払った費用のほとんどが開業費に含まれます

 

 

 

 

具体的には

 

 

・名刺や印鑑などの作成費

・打ち合わせ費用

・セミナー代やその交通費

・広告宣伝費 

 

 

 

あげたらキリがないくらいまだまだたくさんありますアセアセ

 

 

 

 

ただし注意点もあります物申す

 

 

 

 

10万円以上のものは開業費ではなく固定資産になります

 

 

 

 

例えば10万円以上のパソコンなどですね

 

 

 

 

こちらは「器具備品」として資産計上し、法定耐用年数に従って毎年少しづつ経費にしていきます

 

 

 

 

また商品や材料の仕入代金も開業費にはなりません

 

 

 

 

これは開業費ではなく仕入です

 

 

 

  開業費がなぜ節税になるの?

 

 

 

冒頭に書きましたが、なぜこれが節税になるのか?という話をしていきます

 

 

 

 

この「開業費」は「〇〇費」という勘定科目ですが実は費用ではありませんタラー

 

 

 

 

繰延資産という資産です

 

 

 

 

紛らわしいですね汗うさぎ

 

 

 

 

この開業費の優れているところはいつでも好きな時に好きなだけ経費にできるという点ですキラキラ

 

 

 

 

つまりいつでも経費にできるものをストックしている(費用を貯金している)と考えてもらえるとイメージしやすいと思います

 

 

 

 

具体例で説明しますね

 

 

 

 

1年目は事業が軌道にのらず赤字だったとします

 

 

 

 

当然赤字なので税金は0です

 

 

 

 

赤字であれば△10万円だろうが△100万円だろうが税金は0です

 

 

 

 

つまり無駄に費用を計上して赤字を増やす必要がないってこと

 

 

 

 

なので1年目は費用にせずに資産のまま置いておきます

 

 

 

 

2年目は事業が軌道にのりはじめたので黒字でした

 

 

 

 

この時に費用として計上するんです

 

 

 

 

2年トータルで考えた場合、赤字の時には費用にせず黒字の時に費用にすることで税金を抑えることができます

 

 

 

 

これが節税になるといった理由です

 

 

 

  まとめ

 

 

 

いかがだったでしょうか

 

 

 

 

開業費は税理士や税務に詳しい方しか聞きなれないものだと思います

 

 

 

 

これから起業、独立しようとしている方は知っていて損はないかと

 

 

 

 

特に初年度は事業が軌道にのらないことも多いので無駄な出費を減らすためにも賢く節税しましょうウインク

 

 

 

 

では、またバイバイ