こんにちは!東京・府中の「ビジネス専門税理士」天野です
先日知り合いの社長さんからこんなことを聞かれました(私のクライアント様ではありません)
利益はちゃんと出てるのになんでお金がないんだろう…
この方は他に税理士さんがついていらっしゃいますので
顧問の税理士さんに聞いてみたらいかがですか?と言ってみたんですが
うちの税理士に聞いてみたんだけど言っていることが難しすぎてよくわからなかったと
なるほど…
私はその会社の数字を見ていないですし
私のクライアント様ではないので個別のアドバイスはできません
なので一般的な「収益と費用」と「収入と支出」の違いについてお話しすることにしました
確かに利益が出る分だけお金も残るというのが一般的なイメージでしょう
しかし実際のお金の出入りと決算書に計上される「収益と費用」は違います
つまり「収益=入金」「費用=出金」ではないということですね
1つ具体例をあげましょう
あなたが現金で120万円の車を購入したとします
この車の購入費用120万円はそのまま一括で費用になるわけではなく会計上は資産として計上されます
そしてこの120万円は法定耐用年数(新車であれば6年)で割って毎年費用として計上されるんですね
つまり買った年に120万円が費用になるのではなく
6年かけて毎年20万円づつ費用として計上されるということ
お気づきでしょうか?
お金は120万円出ていっているのに20万円しか費用に計上されてないんですね
この考え方のズレが「利益は出ているのにお金がない」という感覚になっている1つの原因と考えられます
しかし原因はそれぞれの会社によって異なります
今回は「収益と費用」という考え方とお金の入出金は違うんだよということをお伝えしましたが
もちろん原因はこれだけではありません
儲かったお金はどこにあるのか?を意識することも経営するうえで非常に大事なことです
黒字倒産なんてことにならないように
決算書の利益だけでなく資金管理もしっかりとやっていくことをオススメします
では、また
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