久々に調教も順調に進みつつ有るロードスターダストの近況を整理。
昨年(9月20日)、栗東トレセンで調教が進みデビュー戦の検討を始めた矢先、左後脚飛節の腫れにより滋賀・グリーンウッドトレーニングへ移動し経過観察。
しかし、その後も腫れが治まらずに千葉・ケイアイファームに移動し長期経過観察が行われてた。
明確な原因と対策についてはわからない面も有るが状態も落ちつき調教を開始。
年明け1月30日には滋賀・グリーンウッドトレーニングへ移動し、その後2月7日(水)には栗東トレセンへ入厩を果たす。
馬体重については、2018.01.09時点で492kg。
シニミニ産駒としては大型馬の部類。
この恵まれた馬格があれば力のかかる乾いた良馬場も死角にはならなそう。
トレセン入厩後は順調に乗り込まれており期待できる状態。
現時点では、馬なり主体では有るが時計も悪くなく順調に詰めており今後の上がり目にも期待が持てる。
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18.02.18 荻野極 栗東坂良1回
54.1-40.3-26.6-12.9 馬なり余力 坂路コースで入念
18.02.15 荻野極 栗CW良
82.2- 66.6-52.2-38.2-12.4(7)馬なり余力
ジョーマキアート(3歳未勝利)馬なりの外0.9秒先行し0.1秒遅れ
18.02.09 荻野極 栗東坂良1回
55.7 41.7 27.9 13.8 馬なり余力 坂路コースで入念
18.02.12 助手 栗東坂稍1回
55.5 40.2 26.8 13.5 馬なり余力 坂路コースで入念
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2月15日にあわせたジョーマキアート(ジョーカプチーノ産駒)は2月3日のデビュー戦(京都芝2000m)先行し勝ち馬から0.5秒差の5着と健闘。
同馬とあわせて0.1秒差であれば悪くないかな。
この調子であれば3月中にはデビュー出来そうな見通しか。
過度な期待は禁物ではあるが期待は高まる。
適距離については現時点で何とも言えないが、スリーチェイサーを参考に考えてみる。
スリーチェイサーは、父:シニスターミニスター、母父:アドマイヤムーン。
ロードスターダストと同年のグランド牧場生産馬で同一の血統コンセプトとなっている。
ロードスターダストの母母父:アフリートに対しスリーチェイサーは、母母父:Seeking the Gold。
こちらも同様にミスプロ系で(12.50%)5 x 5 x 5と同一のクロスを持っている。
スリーチェイサーの勝利はシニスターミニスター産駒が小倉と共に苦手としている福島ダート:1150mで番手追走し直線で抜け出し勝ち上がる。
勝ち時計は平均レベル。昇級後は頭打ちな印象もあるが昇級戦の中山では出遅れ、京都は休み明けと敗戦理由は持っている。
このクラスで通用するかは次走が試金石となりそう
スリーチェイサーの実績を見ると短距離が良く平坦では期待が持てそう。
得意な新潟ダートの実績も見てみたいが500万は勝ち上がれそうであると個人的には思っている。
馬体重は20キロ以上異なり馬格としてはロードスターダストが恵まれている印象も。
仕上がりが早い印象のシニスターミニスター産駒ではあるが、最近はインカンテーションやキングズガード等、7歳を越えても長く安定した活躍を魅せている馬も多い。
先ず1勝してくれればある程度時間をかけても成長は期待できるので是非早々に勝ち上がれるように頑張って欲しいなあ。
余談ではあるが、フェブラリーステークス3着に好走したばかりのインカンテーションの血統を改めて見ると、BMS:Machiavellianはやはり良いなあ。
Machiavellianはミスプロ系の中でも大舞台に強い印象があり芝でもダートでもついつい目が行く。
馬格も500キロ越えと恵まれておりこういう馬が典型的な成功事例になるように思う。
期待ばかり広がるが現時点ではこんな所で。