スペリオルシチーのダート替わり大勝をみてルーラシップ産駒のダート種牡馬としての可能性が気になり改めてチェック。
ルーラシップは、父:キングカメハメハ、母:エアグルーヴ、母父:トニービンと正統的な良血馬。
母であるエアグルーヴはG1を2勝し1997年JRA賞年度代表馬、JRA賞最優秀4歳以上牝馬等輝かしい戦績を誇る。
エアグルーヴの母、ダイナカールもオークス馬であり実績豊富な牝系を背景にしている。
ルーラーシップ産駒は2016年からデビューし現在597戦61勝。
キングズラッシュやダンビュライト等の期待馬もいるが現在、重賞を勝った産駒はまだおらずこれからが期待される。
2016年の種付け数が280頭。
キンカメ後継種牡馬としてはドゥラメンテも注目を集めるがサンデーが入っている点で大きく背景は異なる。
サンデー系牝馬が飽和している時代に注目される良血としてハービンジャーと共に期待される種牡馬の1頭。
ヘイルトゥリーズンも無くロベルトもいけるとなるとこの支持の高さは当然でトニービンが入っている事も大きな可能性を感じる。
ダートでの活躍馬はアディラートかな。
ヒヤシンスSでエピカリスの2着に好走しUAEダービーで12着大敗。
帰国後2戦2着と古馬との戦いでは1000万で足踏み。
先週は1700mという距離が原因かわからない部分も多いが11着と大敗。
あまり順調な状況に無い。
個人的には1400m〜1600mがベストであるようにも感じる。
父:ルーラーシップ、母父:マンカフェ。
ノーザンダンサーの5✕5とレイズアネイティブの5✕5のクロスを持つ。
注目する要因にもなったスペリオルシチー。
父:ルーラーシップ、母父:Bernardini(AP.Indy系)
ミスプロ:4x5のクロスを持つ。
芝では、キセキに可能性を感じる。
父:ルーラーシップ、母父:ディープインパクト。
母母にロンドンブリッジがおり距離伸びて良さそうな印象。
ノーザンダンサー5✕5のクロス
キングズラッシュはそこが見えた印象もあるが晩成キンカメ。
4歳になれば変わってくる可能性もあるのかな。
母父:ボリクリでHail to Reasonの5 x 5。
ヒシマサルはこれから結構楽しみ。
母父:サンデーサイレンス、クロスなし。
ムイトオブリガードも体重がちゃんと増えて成長すればもうひと伸びしそう。
こちらは芝も走りそうな印象もある。
母父:サンデーサイレンス、ノーザンダンサー5✕5のクロス
シンコウラブリイが母系に居るのね。
ダート路線で楽しみなグランドディアマン。
母父:デヒア、ノーザンダンサー5✕5のクロス。
兄弟にオールインワン、この馬も芝行けそうな気もするけど実績出てないのね。
芝長距離で結果を出しそうなレジェンドセラー。
母父:スペシャルウィークとわかりやすいかも。
ミスプロ4✕5。
2歳牝馬となるがウラヌスチャーム。
新潟新馬戦で4番人気。出遅れるもドスローに救われて上がり32.0秒で快勝。
母父:フジキセキ、母母:インフェイヴァー。
スタミナや持久力、長い足を使えるタイプが多い中で、ここまで鋭い切れ味も珍しく配合次第で色々な個性の仔を出す可能性を感じる。
この馬が切れ味に豊富なスタミナを持っていれば非常に楽しみな1頭。
疑う余地はたっぷりあるが今後の活躍が期待される。
最後に忘れていたダンビュライト。
母父:サンデーサイレンス、母:タンザナイト。
ラブラドライトのように距離伸びて良いはずな気もする。
1勝馬ながらも混戦の皐月賞3着は立派。
クラシック路線での活躍に母系に流れるキャサリンパーの血を感じる。
長く良い足を使えダービーも距離伸びて良いと思ってたけど戦績からはそれも感じず。どうなのかしら。
リアファルのようにマレーシアCとかその辺の1600万下で始動していれば秋も楽しみではあったけど神戸新聞杯一発勝負でどうかな。音無厩舎なら大丈夫な気もする。
確実に実力はある馬なので来年楽しみ。
少し大切にされ過ぎている気もするけどノーザン的には他がだらしないのでこの馬に活躍して欲しいだろうなあ。
こうやって見ると母系の傾向を正しく継承し芝もダートもいける万能種牡馬な気がしてきた。
今年の秋〜来年の夏にかけてわかりやすく結果を出す馬が多数続出する可能性を感じるかもなあ。
産駒もどんどん出てくるので今後最も注目すべき種牡馬だと今更再確認。