Pipes Of Peace / Paul McCartney(アコギ弾き語りカバー) | Under the Same Sky

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ポール・マッカートニーが1983年に発表したアルバム「Pipes Of Peace(邦題:パイプス・オブ・ピース)」の、テーマ曲を弾き語ってみました。

このタイトル、直訳すると「平和の笛」でしょうか?

 

楽曲を聴く限りではすごくほんわかしたメロディなのですが、実はこれってれっきとした反戦歌なんです。

そしてまた、クリスマスソングでもあるのです。

それは歌詞を読んで、PVを観ていただくと一目瞭然です。

そういう意味でこの作品は、楽曲とPVが一体となって初めて意味を成すものだと思います。

 

PVの冒頭には「FRANCE, 1914 Christmas Day」というタイトルが記されています。

つまりこの映像は1914年に発生した「第一次世界大戦」の「西部戦線」が舞台であり、その年のクリスマスに最前線で生じた「クリスマス休戦」の史実に基づいています。

1914年にベルギーやルクセンブルグを撃破したドイツ軍は、フランス北部に侵攻。

パリまで70kmに迫るもそこから一進一退となり、両軍は塹壕(ざんごう)を造り長期戦の様相になっていた。

 

そしてその年の暮れ、クリスマス休戦はフランドル地方に展開する一部のイギリス軍とドイツ軍の間で生じました。

クリスマスイブにドイツ兵が塹壕の中でツリーを飾り「きよしこの夜」を歌っていると、イギリス兵たちもそれに合わせるように歌いだし、夜が明けると両軍の兵士がそれぞれ塹壕を出て停戦状態が生じたそうです。

そしてその間両軍の兵士たちは合同で戦死者を埋葬したり、食料や酒・タバコを交換したり、記念写真を撮ったりサッカーの試合まで始まったりして、クリスマスを祝ったそうです。

 

しかしその停戦は正式なものではなく現場の判断でなされたものであり両軍上層部もこのような非公式な停戦を今後認めないと厳命したため、以降1918年の終戦まで戦いは休みなく続けられました。

PVでそんな様子が忠実に再現され、ポールはイギリスとドイツ双方の兵士二役をこなしています。

そして「さぁ!平和の笛を吹こうじゃないか!」と歌っています。

 

今回はポールと同じキーで歌い、楽器はアコギがメインで色付けにキーボードを使いました。

Pipes Of Peace / Paul McCartney(アコギ弾き語りカバー 歌詞訳詞付)

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何度も書きますが、この作品はぜひPVも観てください。

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