アラフィフヨガ講師ダイスケ。


職場や家庭でのストレスや疲れで、

ため息ばかりついてしまう、

あるいは若い女の子を見て

つい鼻息が荒くなってしまう、

愛おしく哀しき我が同胞、

アラフォー、アラフィフ男達へ捧げる。


呼吸を制御せよ。

呼吸は偉大だ。

呼吸だけが、心拍や血圧など

無意識でおこなわれる

自律神経のはたらきの中で、

唯一意識的にもできる機能だ。


呼吸を意識的におこなうことで、

血圧や心拍、筋肉の緊張などに、

働きかけ、神経、ホルモンなどにも

影響を及ぼし、

やる気になったり、リラックスしたり、

ぐっすりと眠れるようになったりする。


ヨーガでは、そのための様々な呼吸法がある。


言葉だけで呼吸のやり方を解説するのは

難しいので、簡単にできる呼吸法を一つ

紹介する。



🔥火の呼吸🔥 

〜心とお腹の脂肪を燃やせ!!〜


通称「火の呼吸」は、

400戦無敗といわれた格闘家、

ヒクソン・グレイシーもやっていた、

眠っている生命エネルギー、

クンダリニーを覚醒させる

ヨーガの呼吸法だ。


サンスクリット語では、

カパーラバーティ・プラーナヤーマという。


カパーラバーティとは輝く頭蓋骨という意味。

プラーナヤーマは呼吸法。


鼻からできるだけ強く速く、

連続して吐いていく激しい呼吸法で、

これをマスターすれば、

頭がシャキーンと輝き目覚め、

下腹丹田が充実し心が燃え、

前向きになり、やる気が出てくる。


やがてはお腹の脂肪も燃え、

お腹は引き締まっていくだろう。


強く激しい呼吸法なので、

心臓疾患のある人、

高血圧のひとにはおすすめしない。


同じ火の呼吸といわれるもので、

「バストリカ・プラーナヤーマ」という

ものもあるが、もっと激しく

初心者には少し難しいので、

ここでは比較的やりやすい、

カパーラバーティ・プラーナヤーマを

解説する。



〜やり方〜


椅子でも床でもいい。

まずは座る。


背骨を伸ばして、肩の力を抜き、

軽くあごを引く。


はじめのうちは、

手のひらを上に向けて、

お腹の前に置くといい。


まずゆっくりと息を吐き出し、

ゆっくりと吸い込む。


そして、膝に置いた手に

風が当たるくらい、

鼻から強く「ふんっ!」と一気に吐き出す。


吸う息は自然と入ってくるので、

あまり意識しなくていい。


とにかく強く休まず、

「ふんっ!ふんっ!ふんっ!」と

手に鼻息があたる強さで

繰り返す。


吐くと同時に、

下腹が「グッグッグッ」と

引き締まるのを意識する。


苦しいからといって、

肩で息をしてはいけない。


眉間のシワは広げ、

表情は柔らかく、

肩や胸はニュートラル。

下腹だけで強く吐く。


初めは一秒に一回ほど、

ゆっくりでいい。


余裕が出てきたら、

だんだん速度を速めていく。


二秒に三回、

一秒に二回、

一秒に三回できたら凄まじい。


だが、まずは速さよりも強さ。


速さを重視しすぎて、

弱くならないように強く吐く。


慣れてきたら強さを維持しつつ、

だんだん速くだ。


原始人のように木の枝と板で

火起こしをすることを

考えてみてほしい。


どんなに速く棒を両手で回転させても、

強く板に押し付けてなければ、

摩擦が少なく火は燃えない。


反対にどんなに強く押し付けても、

ゆっくり回していれば、

やはり火は起こせない。


だから、強く速く、だ。


これを1分間休まず

繰り返してみてほしい。


下腹部が熱くなっているのを

感じられるはずだ。


内側からメラメラと炎が燃え上がり、

下腹丹田が充実し、

鬼滅の刃の煉獄杏寿郎が如く、

心が燃えてやる気に満ちてくる。


1分間やったら、

30秒ほどゆっくり呼吸して、

リカバリーしてほしい。


それを三セット繰り返す。


僕は2時間ポーズをやった後、

20分ほど、様々なポーズで1000回くらい

火の呼吸をおこなう。

「よぅし!!やるぞ!!」という

気持ちになってくる。


youtubeでも解説しているので、

下にリンクを貼っておく。

参考までに観てほしい。


元気がなくなり、

身体が弛んできたおじさん達よ、

心を燃やせ!!

脂肪を燃やせ!!