精力減退、中年太り、

内臓脂肪の増加、

ミドルエイジクライシス、

生活習慣病予備軍の

我が同胞、おじさんたちへ

このブログを捧げる。


今回は批判を覚悟の上で、

より独断と偏見に満ちた、

意見を述べる。


おじさんは、

ヨーガをやるべし。


おじさんは筋トレよりも、

ジョギングよりも、

ヨーガをやるべし。


筋トレもいいが、

ダンベルやバーベルばかり

持ち上げていると、

実用性のない

デカくて硬くて重い、

力と威圧感だけの筋肉になる。


からだが硬くなると、

心も硬くなる。


ジョギングもいいが、

半端にやると腹が減り、

食欲が増し、余計に太る。

走ることでの消費カロリーは、

驚くほど低い。


5km走っても、

お茶碗一杯分ご飯のカロリーを

消費しきれない。


ジョギングはストレス軽減、

うつ予防にいいらしいが、

それはヨーガも同様。


中年になって突然走り始め、

無理をすれば、

膝や足首を痛めかねない。


走れなくなれば、

なし崩しになる。


雨でも雪でも嵐でも、

シューズを履いて、

外へ行かなければならない。

それは面倒臭くないか?


ジムのルームランナー

という方法もあるが、

カゴの中でカラカラと

走るハムスターのようで、

なんだか切ない。


ヨーガはどうだ。

畳一畳のスペースと、

ヨガマットがあれば、

どこでもできる。

マットがなくてもできるポーズは

たくさんあるし、

たとえ、どこか怪我をしていても、

やれるポーズはいくらでもある。


外的なものに一切頼らずに、

パンツ一丁でいい。

否、フルチンだっていい。

我が身ひとつで、

強くしなやかで美しいからだを

創り上げ、心肺機能は向上し、

心は安らぎ、ストレスは低減する。


なにより、

自分という深淵な宇宙を旅できる。


出張先のホテルの部屋でもできるし、

簡単なものなら、

オフィスの休憩時間でもできる。

呼吸法なら、電車内でもバレずにできる。



アクティブなポーズをおこなうことで、

筋トレの効果もある。

しかもアウターマッスルだけでなく、

普段眠っていて使えていない、

スリーピング(インナー)マッスルまで、

鍛えられ、代謝もぐんと上がる。


ストレッチ効果も半端ではない。

柔軟性が上がり、

可動域が飛躍的にアップする。


からだが柔らかくなれば、

心も穏やかで柔らかくなりやすい。


歯を食いしばらず、

深い呼吸と共におこなうので、

心肺機能も上がり、

余計な力みがなくなる。

意識とからだが連動し、

肩こり腰痛の改善も期待でき、

日常生活やスポーツのときも、

機能的に動き、疲れにくくなる。


内臓や神経も刺激することで、

肉体、精神ともに健康になっていく。


ダンベルを使った筋トレのように、

筋肥大はしない。


キュッと引き締まった、

どちらかというと

バレエダンサーに近いが、

それよりもっと、

ナチュラルなからだに仕上がる。


肩幅は少し広がり、

首が少し長くなり、

ウエストはくびれ、

お尻は引き締まり、

姿勢が良くなり、

肌艶や目の輝きが増す。


羽が生えたようにからだは軽く、

心が穏やかになり、

ストレスによる過食や飲酒、

喫煙が激減する。


できるだけ軽い空腹、

シラフでいるほうが、

心身ともに快適だと感じる。


結果として、

ダイエット効果がある。


驚くべきは、

ポーズと呼吸による

エネルギーワークによって、

精力と性力が高まり、

性的な感度も上がる。


セックスに強くなる。


おじさんしか読んでないと信じて、

僕のヨーガによる性的変容について、

正直に話す。


離婚後にお付き合いした女性との

間で実感したこと。


どんな体位でも疲れず

無理なくできるし、

呼吸と動きがひとつになり、

息がほとんど乱れない。


血流が良くなり、

勃起力は高まった。


ある技法によって、

ある程度射精をコントロールできるように

なった。


相手がエクスタシーを感じることが、

喜びになり、ときどき自分は果てずに

終えることもあった。


射精すれば、男は静まってしまう。

それよりも相手とより長く、

より深く、ひとつに溶け合うことが、

エクスタシーだったのだ。


決して、我慢しているわけではない。


エロとエゴの塊だった、

昔の自分からは想像もできなかったことだ。


これらは、ヨーガの力だ。



あえて筋トレ、ジョギングを

否定してきたが、

僕自身が筋トレもジョギングも

若い頃がっつりやってきて、

起こったこと、

感じたことを書いたに過ぎない。


どちらもたくさんメリットはあるし、

素晴らしいと思う。


だが僕にとってはヨーガが、

自己を高め、自己を癒し、

自己を救ってくれたのだ。


はじめたのは、40歳手前。


もっと若い少年期、青年期だったら、

外の刺激に左右されまくり、

自分を見つめ集中できるような

マインドは持てなかった。


もっと老年期だったら、

からだが全然言うことを聞かず、

簡単なポーズも呼吸もままならくて、

続けられなかったと思う。


シニアヨガというものがあるが、

それは別ものだ。


若い頃よりも自分を見つめるマインドと、

老人よりもまだ自由が効くからだを持つ、

おじさん達こそ、

最もヨーガを深められると思うのだ。


もう一度言う。


おじさんこそ、

ヨーガをやるべし!!



左は20代前半、右は40半ば。