高校女子サッカー九州大会、この大会で2試合勝ち上がった4チームが全国への切符を手にする。
福岡県大会をPK戦の末に制した東海福岡と、準優勝の筑陽学園が福岡県代表として出場している。
東海福岡(福岡県1位)
筑陽学園(福岡県2位)
東海と筑陽のキックオフが同時刻、私は福岡女王の1回戦突破は堅いと睨み、筑陽の試合を優先した。
相手は長崎1位の鎮西学院、昨年は全国への切符を手にしている強豪である。
【レポート】
立ち上がりの筑陽は鎮西にシュートこそ打たせないが、守備に落ち着きがなく危なっかしさを感じた一方、攻撃ではバイタルまで侵入しており、先制点の重要度が明らかに高い試合であった。
20分、鎮西の強烈なシュートが枠を捉えるが、山下 美優が好セーブを見せ、ピンチを逃れる。
23分には筑陽も枠を捉え、鎮西の肝を冷やすが、山本 心彩奈のセーブに阻まれる。
その後、筑陽は得点には至らないが、立て続けにコーナーキックのチャンスを掴み、ゴールに迫る。
守備では的確な対応で鎮西に攻撃をさせず、ペースを掴みかけてハーフタイムを迎える。
後半、筑陽はペースを維持したままゴールに迫る。
そして64分、鎮西のキーパーへのバックパスに、透かさず反応した橘 百華がボールを奪い、キーパーをかわしてゴールに蹴り込み、筑陽が先制する。
その僅か3分後に、筑陽がコーナーキックを獲得すると、有吉 優里菜がヘッドでネットを揺らし、勝利を引き寄せる。
その後、筑陽は危なげなく相手陣地で時間を使いながらゲームを進め、1回戦を勝利、全国への切符をかけた2回戦に進出した。
筑陽学園高校 橘 百華選手
Q:試合の感想をお願いします。
A:前回、鎮西と戦ったときは引き分けで、今回は絶対に勝つという気持ちだったので、嬉しいです。
Q:明日は全国をかけた試合ですが、意気込みをお願いします。
A:去年は全国に行けなかったので、今年は全国に行きたいです!