準決勝第一試合。
新人戦、インターハイ予選と続けて頂点に立っている東福岡と、インターハイ予選で東福岡に3−0と完敗を喫した九国の対戦となった。
今季の九国は新人戦とプリンスリーグでも結果を残せておらず、力の差があるように思えたが、熱い試合を繰り広げてくれた。
【レポート】
九国はシュートには至らないが、しっかり守備を作ってカウンターでゴールに迫り、理想的な展開でゲームを進めているようだった。
しかし、先にゲームを動かしたのは東福岡だった。
21分に對馬 陸人が放ったシュートがディフェンスに当たり、転がったボールを拾った野田 昂希がドリブルで切り込み、角度のない位置から放ったシュートはネットに触れなかったが、ゴールラインを割って東福岡が先制する。
No.20 野田 昂希
失点直後に話し合う九国イレブン
立て直したい九国だが、27分に東福岡が素速いカウンターから榊原 寛太が放った豪快なシュートを、赤金 翔がブロックした際、ボールにてが当たってしまい、PKを献上してしまう。
このプレーでイエローカードを受けた。
これを榊原 寛太本人が決め、東福岡がリードを広げる。
東福岡がペースを引き寄せるかと思われたが、九国は38分にロングスローでペナルティエリアに放り込み、クリアされたボールを拾ってクロスを上げると、田中 翔太がヘッドで決めて1点を返す。
No.3 田中 翔太
前半は2−1で終了。
後半の立ち上がりの44分、九国はロングスローにバックヘッドでゴールを狙い、ディフェンスが胸でブロックするが、跳ね返ったボールを赤金 翔がヘッドで押し込み、同点に追いつく。
同点から数分は動揺した様子が見られたが、流石は東福岡、61分に對馬 陸人のゴールで勝ち越しに成功する。
その後、九国はリズムを取り戻すことができず、東福岡が3−2で勝利し、新人戦、インターハイ予選に続いて決勝進出を決めた。