東海は福岡県リーグで1位を独走しており、15試合で45得点と高い得点力も見せている。
対する飯塚は東海より上位カテゴリーのプリンス2部所属で、インターハイ予選では準決勝で東海を下して決勝に進出している。
東海にとっては相性の悪い相手だが、ものすごい気迫が選手たちから感じられた。
【レポート】
その気迫はプレーにも表れ、序盤の東海は積極的に押し込む。
立ち上がりを過ぎると東海の攻撃はやや落ち着いていたが、26分に直接フリーキックを獲得すると、井上 泰雅の美しいシュートがゴール右に決まり、東海が先制する。
No.6 井上 泰雅
失点直後に話し合う飯塚イレブン
飯塚もゴールに迫る場面はあるが、東海の冷静な対応に得点を奪うことができず、ハーフタイムを迎える。
後半に入ると、飯塚がじわじわと攻勢となる。
最初は東海の冷静な対応に阻まれていた飯塚だが、攻撃の勢いが増し、62分にシュートのこぼれ球を大園 治慈がヘッドで押し込み、同点に追いつくと、その2分後にコーナーキックを岩瀬 太津也がヘッドで押し込んで一気に逆転に成功する。
No.11 大園 治慈
No.14 岩瀬 太津也
しかし、簡単ではないのが選手権、直後に東海がコーナーキックを獲得すると、倉田 漣がヘッドでネットを揺らし、すぐさま同点に追いつく。
残り時間が少なくなり、延長戦突入も見えてきた75分、バックパスを受けたキーパーにプレスをかけた大橋 翔太が、キーパーが蹴ったボールを押し込んで、飯塚の勝ち越しゴールとなる。
No.17 大橋 翔太
飯塚はコーナーでキープするなど時間を使い、接戦を勝利した。
【写真家の独り言】
東海は惜しくも敗れたが、気迫溢れるゲームを見せてくれた。
福岡県リーグの試合が残っており、その先のプリンス昇格を全力で勝ち取ってほしい。