第100回全国高校サッカー選手権福岡大会二次予選準々決勝、希望が丘高校–東福岡高校 | 写真家・久冨大のフットボール日誌

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2016年以来のベスト4進出を目指し、優勝候補の東福岡に挑む希望が丘。

 

山口 翔コーチ 2016年のキャプテン

 

長身のジョップ セリンサリウをベンチで温存するなど、延長戦も見据えたゲームプランを立てているようだった。

 

【レポート】

希望が丘は6分、渕上 颯史朗が抜け出し、シュートを放つ。GKが前に出ていたが、バーを越える。

 

前半の希望が丘のチャンスは1回だけだが、集中して体を張った守りで、東福岡を苦しめていた。

最初から守備重視の展開を想定していたと考えれば、希望が丘のペースだったと言える。

 

 

前半を無失点で凌いだ希望が丘は後半13分、ジョップ セリンサリウを投入、攻撃のリズムが生まれる。

 

後半31分、ゴール前へのパスに山田 颯太が走るが、ディフェンスに阻まれシュートは打てない。

 

希望が丘の得点ムードが高まった後半34分、ジョップ セリンサリウがディフェンスを躱し、短くパス、受けた渕上 颯史朗は右サイドから、ゴール前に走ったジョップ セリンサリウにボールを送り、最後はボレーで流し込み、希望が丘が先制する。

 

残り6分を守り切りたい希望が丘だったが、2分後に痛恨のPK献上、大渕 来珠が決めて同点となる。

No.17 大渕 来珠

 

80分で勝負が決まらず延長戦に突入。

 

やはり東福岡が体力で上回り、特に延長後半は東福岡の攻勢で過ぎた。

 

しかし、ゴールは生まれずPK戦へと突入した。

 

 

1人目は両チーム成功し、先攻の東福岡の2人目を依光 勇征が防ぐ。

 

希望が丘は決めればリードとなるが、東福岡の須田 純弥はPKに定評があり、冷静に止めて振り出し。

 

しかし、東福岡の3人目が失敗すると、今度の希望が丘はきっちり成功してリードする。

 

しかし、須田 純弥は2年生ながら、頼れる守護神

 

希望が丘の4人目を見事に防いで、振り出しに戻す。

 

そこから両チームが8人目まで成功で迎えた9人目。

先攻の東福岡は成功し、失敗したら勝敗が決まる場面で、痛恨の失敗。

 

死闘を制した東福岡がベスト4進出を決めた。

 

 

 

【コメント】

希望が丘高校、山田 颯太キャプテン

Q:試合の感想をお願いします。

 

A:東福岡という強い相手でしたが、全員で一つになって戦えて、良い試合が出来て良かったです。

 

Q:高校サッカーを振り返って

 

A:自分たちの代は史上最弱と言われて、苦労することも多かったけど、最後の最後まで諦めずに戦って、良い形で終わることが出来ました。

 

Q:進路に向けて

 

A:この試合を通過点にして、大学サッカーとか、これからに活かしたいと思います。

 

Q:後輩たちに期待することは?

 

A:後輩たちは、今でも試合に出ている人が多いし、上手い人ばかりなので、自分たちの記録を超えて、全国を目指して欲しいです。