恐らく初めての『こうりょうダービー』となった。
高稜はシードで、この試合が初戦となる。
北九州市若松区の私立
対する光陵は、久々の二次予選だが、常連校の筑紫を破り、2回戦へ進出してきた。
福津市にある県立
【レポート】
光陵は格上の高稜に対して堂々と戦い、立ち上がりの時間は高確率でセカンドボールを拾って、マイボールの時間を作っていた。
序盤は好調といえる戦いぶりを見せていた光陵だったが、20分に藤 海太のゴールで高稜に先制を許すと、3分後に再び藤 海太に決められ2-0とリードを許し、前半を終了する。
藤 海太
後半8分、生田 蓮のゴールで高稜が3点差に広げる。
生田 蓮No.19
苦しい展開となった光陵だが、後半16分に伊藤 徹是が抜け出し、シュートを放つが、GKに阻まれる。大差がついたが、得点への意欲は失わない。
光陵は最後まで1点を目指すがゴールは遠い。
終了間際に高稜のダメ押しゴールが決まり、4-0で高稜が『こうりょうダービー』を勝利し、ベスト8に駒を進めた。
【コメント】
光陵高校、瀬在丸 利久監督
Q:試合の感想をお願いします。
A:自分たちがやれるサッカーをしようとしましたが、最初のチャンスを決めれなかったことと、高稜の10番(藤 海太)の個人技で勝負が決まったかなと思います。
Q:今年は、どんなチームでしたか?
A:自分たちで一生懸命に練習内容を考えて、3年生が引っ張ってくれました。
早くに引退した人も居ますが、1、2年生が埋めてくれて勝ち上がって来れました。
Q:新チームの1、2年生に望むことは?
A:久々に県大会に来れたので、この流れを続けて新人大会、インターハイ、来年の選手権まで、続けて欲しいと思います。
緒方 翼キャプテン
Q:試合の感想をお願いします。
A:高い方の『こうりょう』は藤 海太君が上手くて、先制点を決められたのが惜しかったです。
Q:チーム全体としても、久々の二次予選で歴史的な勝利も飾りましたが、3年間の高校サッカーはどうでしたか?
A:ここまで来れて、選手権で1勝して悔なく追われるので、良かったです。
Q:これから受験になりますが、そこへの意気込みをお願いします。
A:受験まで2ヶ月を切っている人も多いので、切り替えて、次は勝利を掴み取りたいと思います!
【写真家の独り言】
光陵の選手たちは新人、インターハイでも県大会出場経験がなく、県リーグにも参戦していない為、試合経験は少ないチームだが、最後の選手権で1勝を挙げ、サッカー部の歴史を作った。
この事実は、一生の誇りとして胸に刻んで欲しいと思う。
1回戦に勝利した直後の光陵
試合後の表情を見ていると、もちろん涙はあるが、実に晴れやかな表情をしていて、彼らは本当に戦い切ったことが理解できる。光陵の戦いぶりに心から拍手を送りたい。