第98回 全国高校サッカー選手権福岡大会二次予選2回戦、高稜高校−光陵高校 | 写真家・久冨大のフットボール日誌

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恐らく初めての『こうりょうダービー』となった。

高稜はシードで、この試合が初戦となる。

北九州市若松区の私立


対する光陵は、久々の二次予選だが、常連校の筑紫を破り、2回戦へ進出してきた。

福津市にある県立


【レポート】
光陵は格上の高稜に対して堂々と戦い、立ち上がりの時間は高確率でセカンドボールを拾って、マイボールの時間を作っていた。

序盤は好調といえる戦いぶりを見せていた光陵だったが、20分に藤 海太のゴールで高稜に先制を許すと、3分後に再び藤 海太に決められ2-0とリードを許し、前半を終了する。

藤 海太


後半8分、生田 蓮のゴールで高稜が3点差に広げる。

生田 蓮No.19


苦しい展開となった光陵だが、後半16分に伊藤 徹是が抜け出し、シュートを放つが、GKに阻まれる。大差がついたが、得点への意欲は失わない。


光陵は最後まで1点を目指すがゴールは遠い。


終了間際に高稜のダメ押しゴールが決まり、4-0で高稜が『こうりょうダービー』を勝利し、ベスト8に駒を進めた。


【コメント】
光陵高校、瀬在丸 利久監督


Q:試合の感想をお願いします。

A:自分たちがやれるサッカーをしようとしましたが、最初のチャンスを決めれなかったことと、高稜の10番(藤 海太)の個人技で勝負が決まったかなと思います。

Q:今年は、どんなチームでしたか?

A:自分たちで一生懸命に練習内容を考えて、3年生が引っ張ってくれました。
早くに引退した人も居ますが、1、2年生が埋めてくれて勝ち上がって来れました。

Q:新チームの1、2年生に望むことは?

A:久々に県大会に来れたので、この流れを続けて新人大会、インターハイ、来年の選手権まで、続けて欲しいと思います。


緒方 翼キャプテン


Q:試合の感想をお願いします。

A:高い方の『こうりょう』は藤 海太君が上手くて、先制点を決められたのが惜しかったです。


Q:チーム全体としても、久々の二次予選で歴史的な勝利も飾りましたが、3年間の高校サッカーはどうでしたか?

A:ここまで来れて、選手権で1勝して悔なく追われるので、良かったです。

Q:これから受験になりますが、そこへの意気込みをお願いします。

A:受験まで2ヶ月を切っている人も多いので、切り替えて、次は勝利を掴み取りたいと思います!


【写真家の独り言】
光陵の選手たちは新人、インターハイでも県大会出場経験がなく、県リーグにも参戦していない為、試合経験は少ないチームだが、最後の選手権で1勝を挙げ、サッカー部の歴史を作った。
この事実は、一生の誇りとして胸に刻んで欲しいと思う。

1回戦に勝利した直後の光陵

試合後の表情を見ていると、もちろん涙はあるが、実に晴れやかな表情をしていて、彼らは本当に戦い切ったことが理解できる。光陵の戦いぶりに心から拍手を送りたい。