試合から日が経ってしまったが、記録として残しておきたい。
今回の大分取材の最後はJFL、7月1日に九州リーグの会場と同じ敷地にあるピッチで行われた。
JFLはファーストステージ、セカンドステージでそれぞれ、優勝を争い。両ステージの優勝チームが年間王者をかけて、チャンピオンシップを戦うことになる。
この日はファーストステージの最終戦、ヴェルスパは16チーム中12位で、今ステージ優勝は無いが、地域リーグへの降格は年間順位で決定される為、勝ち点を積み重ねたい。
対戦相手は2位のFC大阪、前日に首位のチームが優勝を決めたが、大阪から駆けつけたサポーターの前で、手を抜くことはしないだろう。
FC大阪(右)
【レポート】
前半、シュート数やセットプレーの数など、分かりやす記録では、互角だがバイタルに迫る回数では大阪が上回る。17分、左サイドを抉って、ペナルティーエリアに侵入、ボールを受けた選手が、ゴール右を突いてシュートを放つが、枠を逸れる。
その3分後、ヴェルスパのミスからピンチを招き、冷やりとする場面が続いた。
また、ヴェルスパが自陣で回すボールにFC大阪のジュニーニョは果敢にプレッシャーをかけ、奪われる場面もあった。
FC大阪の攻勢が落ち着き、前半を無得点で終えるかと思われた45分、田渕 大貴からのクロスに川西 誠がヘッドで合わせて先制する。
川西 誠No.11
FC大阪の1点リードで前半を終える。
1点を追うヴェルスパは、後半序盤は大人しい展開だったが、時間が経過するとチャンスを作り始める。
後半27分に中西 倫也がパスを受けると、ペナルティーエリアに切り込んでシュートを放ち、GKが弾いたボールを塚田 翔悟が冷静にシュート。これがゴールに突き刺さり同点に追いつく。
残り時間は両チームに得点の雰囲気が感じられる展開となるが、ゴールは生まれず1−1で終了。勝ち点1を分け合った。
ファーストステージ開幕直後は大量失点で連敗するなど、不安を感じさせたヴェルスパだが、何とか勝ち点を積み重ね降格圏は免れている。
スタッフの話しだと、波は激しいようだが、須藤監督のスタイルが定着しつつあるようだ。
今シーズンから率いる須藤 茂光監督
ファーストステージが終了したが、中断期間はなく翌週にはセカンドステージが始まる。
立て直すというほど期間がないが、今の積み重ねを続ければ、1桁順位も見えて来るかもしれない。