福岡県各地区サッカーリーグ決勝大会 | 写真家・久冨大のフットボール日誌

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1月22日、この日は新人大会の準々決勝が行われていたが、私は春日球技場で行われた『福岡県各地区サッカーリーグ決勝大会』に足を運んだ。

この大会は、福岡、北九州、筑豊、筑後の地区リーグのチャンピオンが『福岡県サッカーリーグ』への昇格をかけて対戦する大会である。

今回のお目当ては、北九州高校の卒業生が数人所属している『NISSAN九州』名前の通り会社のサッカー部ではあるが、大学生など社外の選手も受け入れている。


このチームは10代の選手が多く、平均年齢は最も若いと思われる。『競技』というより、『草サッカー』のイメージが強いカテゴリー、若さで優るチームの優位性は高いだろうと考えていた。

しかし、NISSAN九州の圧勝という訳には行かなかった。体格では対戦相手が優っており、昨年まで北九州高校のエースだった大川勝聖が苦戦を強いられた。


しかし、NISSANがリズムを掴む時間はあり、後半に先制ゴールが決まる。



ところが、その後は立て続けにゴールを奪われ逆転負け、県リーグへの昇格はならなかった。


昇格できなかったことは残念だが、社会人や大学生になっても変わらずサッカーに取り組む姿を見れて嬉しく思った。

まだ若く選手としての可能背を持っている選手だけに、少しでも上のレベルでサッカーを続けて欲しいと思っていた。
北九州リーグでプレーしていることに正直、もったいないと感じていたが、NISSAN九州は本気で県リーグを目指しているチームに間違いない。
今回は昇格を逃したが、来季の昇格に期待したい。



勝利を喜ぶ相手チーム、真剣にプレーするからこその喜びだろう。


最後に社会人サッカーについての説明をしておこう。

日本サッカーは3部構成の『Jリーグ』その下にアマチュア最高峰の『JFL』九州を含む9つの『地域リーグ』その下に『都道府県リーグ』(以下、県リーグ)の主に6つのカテゴリーに別れており、『九州リーグ』や『県リーグ』もJFAの傘下として扱われている。

更に下の北九州市リーグや、福岡市リーグは県協会の傘下であるが、JFA傘下には数えられていない。
リーグ戦は土の会場での集中開催で、出場大会も限られる。結果を重要視しない『草サッカー』のチームも多いが、この記事で取り上げた様に、将来的には上を目指して『競技志向』のチームも存在する。