先週の積雪の為、1日で準決勝と決勝の2試合が行われることとなった今年の新人戦、東福岡(以下、東)は準決勝で延長戦を闘っており、体力面で九州国際大学付属(以下、九国)にアドバンテージがある。
【レポート】
開始直後に東が直接フリーキックを得るが、これは松山 健太が正面で押さえる。
2分、東が自陣でパスを回していたところを、藤 悠月が奪ってペナルティーエリアに切り込み、シュートを放つが、枠を外した。
7分、東は左サイドから、グラウンダーで折り返し、中で受けた選手が、後ろに下げて、最後は高江 麗央がシュートを放つが、左に逸れる。
18分、東は右サイドからのコーナーキックを、小田 逸稀がヘッドで合わせるが、バーを超える。
小田 逸稀
28分、右サイドを佐藤 凌我が抜け出し、角度のない位置から、ゴール左を狙って流すが、僅かに逸れた。
前半はスコアレスドローで終了。
6分、東は右からのコーナーキックを鍬先 祐弥が左足で合わせてネットを揺らし、先制に成功する。
ゴールを決めた鍬先 祐弥
24分、九国は新竹 皓太からパスを受けた今田原 紀が、左足でシュートを放ち同点ゴールを挙げる。
その後、東が攻勢で試合は進むが、九国は後半途中から松山 健太に代わって入った、豊島 大地の好セーブなどで乗り切り、延長戦に突入した。
延長戦では田代 駿亮のゴールで九国が逆転するが、直後に青木 駿のゴールで東が同点、延長後半に東のエース、藤川 虎太朗が決勝ゴールを決め、東が優勝を手にした。
東が県内の相手と点の取り合いを演じるのは、数年ぶりのことである。今年も東1強と見る関係者は多いが、今日の試合を見ただけなら、混戦も充分にあり得る。面白い1年になるかもしれない。