第94回全国高校サッカー選手権大会 福岡大会 決勝、東福岡高校-筑陽学園高校 | 写真家・久冨大のフットボール日誌

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東=東福岡高校。筑陽=筑陽学園高校

【レポート】
序盤から東が主導権を握る。7分、三宅 海斗が左サイドを駆け上がり、筑陽の松本 岬がブロックするが、餅山大輝がこぼれたボールを拾い、ペナルティーエリアに侵入し、角度のない位置から鋭いシュートを放つが、GK木下 歓彦が正面で押さえる。

17分、東の橋本 和征が左サイドから、ペナルティーエリアに切り込もうとした所で、DFが足をかけてフリーキックとなる。
そのフリーキックは、木下 歓彦がパンチングするが、セカンドボールを拾い、バーを叩く強烈なシュートを放った。

筑陽は何とか持ちこたえてきたが、19分、ハーフェーラインから林 雄都がロングボールを蹴り、ペナルティーエリアで受けた餅山大輝が、左足でシュートを放ち先制すると、東のゴールラッシュが始まった。



26分、餅山大輝がバランスを崩しながら、出したパスを左サイドから駆け上がってきた橋本 和征が受け、そのままペナルティーエリアに切り込み木下 歓彦が前に出ていた所に流し込んで2点差とする。

31分には、三宅 海斗がDFのマークを、ものともせず、豪快なシュートで3点目を決める。

36分にも林 雄都が4点目を決め、前半のうちに勝負を決める。

後半は、追加点こそなかったが、東が終始ゲームを支配し、格の違いを見せつけ、全国への切符を手にした。

【コメント】


Q:全国大会出場を決めた感想をお願いします。

A:全国に行けることは、嬉しいです。

Q:後半は無得点でしたが、どう考えていますか?

A:前半より質が高くなかったし、抜けてしまった部分もあったので、来週から始まるプレミアリーグで改善したいと思います。

Q:昨年に続き、今年も高校総体を制して、『今年こそは2冠』という期待が周囲も高まっていると思いますが、意気込みは?

A:去年、一昨年は優勝候補と言われていたけど、上手くいかない選手権の難しさがあると思いますけど、今年は全部そういうのを振り払って、自分たちのサッカーをして全国制覇します。


【写真家の独り言】
新チームのスタート当初は、今年は拮抗した争いになると予想していたが、東福岡の実力は他を寄せ付けないものだった。
昨年、一昨年から優勝候補の筆頭と言われながら涙を飲んだが、3度目の正直で全国の優勝旗を福岡へ持ち帰って欲しい。