隔離されてある、読んでないゾーンにある本を、もう読んだよゾーンに移す作業は少し達成感がある。 そして調子に乗ってると、本棚がいっぱいになっていく。 専門書も消化していくか・・・大学学部時代に全部読めてない奴とか。 授業で買ったのとか。
まさかスティグリッツ経済学(マクロ・ミクロ)をカバンに入れる気にはなれないが。
1冊3センチくらいの厚みあるし
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上) (1988)
【著者】 村上春樹
オススメ度:★★★★★★★★☆☆
- 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)/村上 春樹
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本作は、[世界の終り]って話と、[ハードボイルド・ワンダーランド]って話が、章別に交互に出てくる。 慣れればどうってことはない構成ですわ。 ちなみに上巻は21章にわたって展開。
しょっぱなから、エレベーターに居る男の描写が、10ページ近く続くけど、何故か眠たくならない。 電車で読んでても、サクサク進む。 常に続きが気になる状況で読んでいられるのは素敵。
そして、独特な表現といい、ちょっと気のきいた笑いの部分は、とても印象がいいというか、楽しいというか。
上巻を読んだ感じでは、ハードボイルド・ワンダーランドの方が、楽しめた感じだ。
[世界の終り]は未だ謎が多すぎる・・・というか、村上作品のことだから、全部を明らかにして終わるわけがないだろうが。 でもこういう世界観嫌いじゃないのよね。
金色の獣を街で飼ってたり、頭骨持ち出されて「そこから夢を読みとるのよ」って、何かワクワクしちゃうじゃないかw 今のところ、2つのストーリーの展開で、何か共通点・近しい点が、おぼろげながら見られる気がするが。 はてさて下巻でどこまで解明されるのか。