県庁の星(2006)
【監督】 西谷弘
【原作】 桂望実
【脚本】 佐藤信介
【出演】
●織田裕二(野村聡)
●柴咲コウ(二宮あき)
●佐々木蔵之介(桜井圭太)
●和田聰宏(浜岡恭一)
●益岡徹(浅野卓夫)
●ベンガル(来栖和好)
●山口紗弥加(田畑美香)
●石坂浩二(古賀等)
おススメ度:★★★★★★☆☆☆☆
※ネタばれ注意ですぜ
思えば何年間PCの中に保存していたのかも分からんくらい、時間が経ってる気がするが。地上波でやったのはいつだったんだろう。
本作は、県庁のデキる男の野村が、自分の発案によるプロジェクトを進めるため、民間のノウハウ蓄積を目的に、二宮が働くスーパーへ研修として行く所からが、話のスタート。
こういうネタの設定は、斬新で面白いと思うのです。
まぁ民間と官僚の対立、っていう構図は日々実感させられるネタではありますが。
リアリティを突っ込んでたら、それはキリがない・・・。
こんな綺麗な柴咲コウみたいな、パートさんいねぇって。
あとは、プロジェクトはケアセンター建設だけども、スーパーから近すぎるだろ。何で野村を心配して、徒歩で二宮が来てるんだよ、と思わず突っ込みたくなる・・・。
まぁ、それは置いておいて、やはり織田裕二の存在感たるや凄いものだな、と思う。で、ちょいちょい出てくる蔵之介がちょっといいw あ、柴咲コウの二宮役は、単純に言えばツンデレです。柴咲さんがやると一番はまるよね、と。
研修に来たスーパー自体が、客は入るけど営業成績危ない所なので、後半は野村がマネジメントにあたる。だけども、そこら辺を掘り下げすぎず、どんな人にも分かるように、二宮を介したものになっていたのは、分かりやすい。ゴリゴリの経営戦略・マネジメントもやっていいと思う。客は白けるけどw
素直な気持ちで見れば、とても気分よく終われる一本です。
で、言ってしまえば。
●カメラワークのやり方が、懇切丁寧過ぎる。
それハッキリ映さなくても(遠目でとったりして)、後からこうやって登場させれば、「あの時こうしてたのか。これ渡したのか~」とかが分かるやん。
ガッツリと風邪薬が映された瞬間、何かそんなことを思った。二宮のささやかな優しさが、画面いっぱいドーン!って出されたら、ちょっと興ざめじゃね?
かと思ったら、映し方が何とも言えない、撮り方してる時もあるし、どないやねん。
●脱線しかける。
思わず、織田ちゃんは県庁に戻れず、スーパーの店員として、一生やってくのか~と錯覚するくらいに、何か設定を忘れかける(俺がいけないのか) 後半とか県庁云々というか、コンサル的な仕事だし。プロジェクト1個外されて、結婚間近の彼女に振られたぐらいで、人生終わりみたいなテンションな、野村が気持ち悪い・・・。
まぁ、これは実際経験しないと分からんが。
●ドラマの方がやりやすくね?
色んな問題とか織り交ぜて、これはドラマにした方が、より楽しめるかと。
逆にこれを映画で見る理由が・・・(ry
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