こんにちは、ダンワールドジャパンです。みなさんは「本膳料理」というのを聞いたことがありますか?
江戸時代まで、冠婚葬祭などの饗宴のもっとも本格的な料理として、用いられたのが、この本膳料理でした。
本膳料理では、「一の膳」「二の膳」「三の膳」という3つの膳が出されます。(一の膳から五の膳までつくこともある)。この一の膳を、ほかの膳に対して、本膳と呼んだことから、本膳料理と呼ばれるようになったといいます。
本膳料理が始まったのは、室町時代のころといわれ、江戸時代に本格化しました。明治にはいってからは、一時は一般市民のあいだに普及しました。結婚式や法要などには本膳料理が出されたこともあったようですが、その後、生活の簡素化と西欧料理の普及につれて、しだいにすたれていきました。今日では、一般には、ほとんど用いられなくなりました。
膳の特色は黒塗り、または朱塗りの宗和膳を用いたそうです。宗和膳というのは、四方に低い足のついた膳で、江戸時代の茶人、金森宗和が愛用したところから、この名がつけられたものといいます。
料亭などでは、蝶足膳や猫足膳などと呼ばれる、足の形の変わったものが使われたといいます。また、蝶足膳というのは、膳の四方の足の形が蝶の形に似ているところから名づけられたもので、膳の外側は黒、内側は朱塗りで、もっぱら祝儀用とされ、猫足膳は足の形が猫の足に似ているところから名づけられたそうです。