こんにちは、ダンワールドです。

 

モノがあふれかえっている現代社会。便利な物質に頼って快適に暮らす私たちは、ついつい「目には見えないもの」の存在を忘れがちです。でも、目に見えないものは、思っている以上に人生を大きく左右しています。その一つが「潜在意識」です。

 

今から千数百年前のインドでは、早くも潜在意識の大切さが説かれていました。インドで生まれた「唯識(ゆいしき)」という思想があります。これは「あらゆる存在は、ただ『識』が生み出したものに過ぎない」という考え方です。識とはすなわち心や感覚のことで、眼・耳・鼻・舌・身・意、末那(まな)識、阿頼耶(あらや)識があります。

 

このうち眼から身までの五識は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感です。意は総合的な認識や思考などを司(つかさど)ります。一方、末那識(まなしき)と阿頼耶識(あらやしき)が深層心理や無意識に当たります。

 

末那識は、どうしても自分にこだわり執着してしまう心です。阿頼耶識はさらに奥底の最深部で、様々な心の働きの源泉である、人間存在の“根っこ”といえるものです。唯識の思想では、すべての存在、事象は「空」なのに、まるで実在するかのように、私たちが思い込んでしまうのも、結局のところ阿頼耶識によるとされます。

 

いわゆる現代の「引き寄せの法則」も、目に見えない人間の心の作用がもたらすインパクトの強さを唱えたものです。脳がひたすら願うことで、夢が現実へと近づいていくという現象を示しています。