こんにちは、ダンワールドです。

 

皆さま、お花見は楽しまれましたか?

桜はいつ見ても本当に素敵ですよね。

 

国を象徴する花のことを「国花」と呼びますが、日本では法律上の国花はないものの、桜と菊が事実上の国花だと考えられているようです。

 

桜は、日本人の最も好きな花の一つですよね。

春になると、テレビでは桜の開花予想や桜前線が報じられ、開花の動向に一喜一憂します。

 

プライベートでも職場でも花見が企画され、満開のころになると、宴会のために良い場所に確保しようと必死です。

 

学校の卒業式や入学式も桜のイメージがつきまといます。

卒業式に関する歌には、桜が出てくることが多いです。

 

桜は散るのが早く、それも日本人の美意識と深く結びついているとされます。

 

一方、春の桜に対して、秋を代表するのが菊です。

皇室のシンボルであるとともに、菊人形などの伝統工芸品の素材としても親しまれています。

 

菊が皇室の紋として定着したのは、鎌倉時代からだとのこと。

明治になると、菊の紋章は皇室専用のものとなり、国を象徴する花として、最上級の勲章(菊花章)のデザインにも使われるようになりました。

 

菊人形は、江戸時代に東京で生まれたとされます。

昔から日本では菊の品種改良が重ねられており、様々な種類の菊が開発されましたが、菊人形などの菊細工はその栽培の歴史の上に成り立っているといえます。

 

歴史的に見ても、桜と菊は日本において特別な存在なのですね。