こんにちは、ダンワールドです。

 

3月20日は春分の日。「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」と定められています。

 

春分の日といえば、お彼岸ですね。

仏教から伝わったお彼岸は、今も広く一般的に、各地方でその行事が行なわれています。

 

春分も秋分も、西方の極楽浄土が明るく照らし出される時期として、この世(此岸)からあの世(彼岸)に心を通わせるにふさわしいとされ、先祖の霊を供養します。

 

一般的な形としては、「彼岸の入り」には仏壇をきれいにして、仏前に花や故人の好物、おはぎ、だんごなどをお供えします。

そしてこのお彼岸のうちに、僧侶を家に招いて読経してもらいます。

 

また、お彼岸のあいだは線香だけでなく、燈明をともして毎日拝み、日ごろご無沙汰しているお墓にお参りするのが習わしとされています。

 

仏前にお供えするおはぎは、前日に家で作って、親戚やご近所に配るしきたりもあります。

 

ただ、都市部では、お花やお供えものを持って先祖のお墓参りをし、そこのご住職に読経してもらうだけで、自宅に僧侶を招く場合は少なくなってきているようです。

 

お墓参りしたときは、墓石とその周辺を清めてから、線香を束のまま火をつけて供えるのが一般的。

そして、墓石に故人と縁の深い者から順に、手桶の水を柄杓(ひしゃく)でかけて拝みます。

 

このほか、春分の日は、ガーデニングを始めるにもぴったりの日だと考えられています。

桜の開花も近づいてくるので、春の訪れをしっかりと感じたいですね。