こんにちは、ダンワールドです。
今日は、地球の森林について考えたいと思います。
いま、世界の森が減っています。国連食糧農業機関(FAO)によると、1990年から2015年までの間に、世界で1億2900万ヘクタールの森林が失われました。
これは、日本の国土面積の3.4倍にのぼります。
このほかに、木を切りとられたりして弱っている森が、その何倍もあります。
とくに深刻なのは、熱帯雨林です。
熱帯雨林では、チッ素やリンなどの栄養分は90パーセントが植物の中にあり、土の中には10%しかないと言われます。
つまり、とてもやせた土壌です。
木をとってしまったり、畑にして使われたりすると、栄養分がなくなって、すぐに荒れてしまいます。
だから、一度荒れてしまった森をもとにもどすのは、とても大変だといいます。
熱帯の森がなくなる直接の原因は、森を焼いて畑にしたり(焼畑耕作)、牛や羊などの家畜をたくさんかいすぎて、草木を食べつくさせてしまったり(過放牧)、マキとして木をとりすぎること、などです。
また、先進国などの木材消費も、世界の森林の消失の原因の一つとなっています。
日本は木材の主要な輸入国です。
輸入した木材は、ビルをつくるときのコンクリートのワク(形ワクといいます)や割りばしなどに使われています。
紙の原料としても、木材が大量に使われています。
地球の森を守るためには、まず、木から作られるものを大切に使わなければなりません。
できる限り再生紙でできたものを使うとか、割りばしをなるべく使わないとか、身近なところから心がけていきたいですね。