【モチベーションなんて存在しない】




とタイトルにあげましたが、

これは結論を言ってしまうと


その環境に自ら身をおいて
いつでもお尻を燃やしておけ!



ということです。








おはようございます、梓です😊






今日は自らの体験談から得た教訓を
つらつらと
書いていきます。


今現在
折れそうな心と戦っている方の
骨木になることができれば
嬉しいです。



いや、骨木は折れたものに添えるか。
まぁ どっちでもいいや…

とりあえず
添えておいたら折れないです♡









私は今までの人生で、
何度となく挫折を味わってきました。





ここでいう挫折とは、

自分にとって悔しかったこと、
心が折れたこと

ニッチもサッチも歯がたたず
歯がゆいおもいをしたことなどを指します。






とともに、
多くの仲間たちの苦労も
目の前で見てきました。



少しそのエピソードを追っていきます。







ときは宝塚音楽学校時代まで
さかのぼります。







私は入学時はけっこう成績が良かったらしく
かなり期待されていたと自負しています。

まぁ、委員と呼ばれる1〜4番には入っていなかったので、5番以下ではありますが…。






音楽学校の1年目と言えば、
軍隊のような生活。

一期上の方からビシバシ色んなことを
ご指導ご鞭撻いただくのですが、

これが
ぶっちゃけ
心身共に追い込まれる環境なわけです。



一番最初は
一期上の方と同期の
名前、役割分担、それに伴う名称
などをざっくり150以上

丸暗記してアウトプットするところから
始まります。





昔からそもそも勉強なんて
ろくにして来なかったので
持ち合わせる頭なんぞなかったのですが、


これが毎度やっていた
【一夜漬け】が功をそうし、


まさに
【一夜漬け】で覚えなければいけない環境に
サンキューを言いながら

見事に丸暗記してのけたわけです。





ちなみに、その丸暗記する150個は
ただの単語ではなく、
例を挙げると

『◯◯◯教室◯◯◯分担◯◯◯及び◯◯◯の◯◯◯をさせていただく◯◯◯』

みたいな
一瞬『はっ?』となるような文章です。






そこは深く考えないところが
私のいいところ。

バカ正直にダーーーーっと
ノートに書いて
ぶつくさぶつくさ念仏を唱えるがごとく
口をモゴモゴ動かしてインプットしていきました。



ありがたいことに
あっという間に課題をクリアして、
あとは同期を待つばかり。。。




が、中々全員クリアしない。
クリア出来ない。




私はだんだん疑問を抱きます。

『なぜこの状況で、覚えられないの?』



覚えていないと命がなくなるような
(舞台人としての命です)
鬼気迫る状況の中、




なぜ覚えられない⁉︎






私はクリア出来ない同期のため、
いくつか考えられる原因をあげました。



◾️頭の良し悪しの問題
◾️覚え方が間違っている
◾️緊張してダメ




最初の
◾️頭の良し悪しの問題

これについては、一夜漬け常習犯だった私が乗り越えたのだから違う。



次の
◾️覚え方が間違っている

私なんかノートにただ箇条書きに並べて
口をモゴモゴ動かして唱えただけ。
皆んなと同じである。


最後の
◾️緊張してダメ

これはあるはずがない。
名だたる先生方の目の前で
渾身の芸、必死のアピールをし
この狭き関門を突破してきた人間たち。
緊張などという言葉に負けるはずがない。





では、その覚えられない正体は一体なんなのか?







私が導き出した答え。

それは



各々のもつ

課題に対する価値観の違い

でした。



なんで覚えるの?
なんでやらなきゃいけないの?
なんで出来なきゃ怒られるの?



ここです。




言ってみれば、中学卒業時〜高校卒業時までの
15〜18歳の一般社会に出たことのない女の子たちです。

宝塚という世界に憧れて
ここでお仕事としてやっていく、

その気持ちはあるものの、
まだ現実としてお稽古事の延長線にのったままの子も多くいたのです。


もちろん、プロ意識という面では当時の私もまだまだでした。




しかし、今回出された課題の意味を
私はこう解釈していました。


【これはきっと何か舞台に立つ上で必要なこと(能力)なんだ】

と。


後になって思ってみれば、確かに一夜漬けで覚えるしかないセリフだったり
ダンスの振りだったり…
ゆっくりなんかしていられない事態が劇団では待っていました。



私はまだクリア出来ていない同期に言いました。


『これは皆んなやらないといけないこと。
出来なくていいものではないんじゃない?
頑張ろうよ』


そうです。


自転車通学なら自転車に乗れないといけないし、

お皿洗いをするのならスポンジに洗剤をつけて泡立てなければいけない。






何かを成すためには
やらなきゃいけないことが当たり前にあります。



その当たり前のことを
『モチベーションが上がらないから』
とか
『なんかやる気が出ない』
とかで片付けていては、ここでいう本質の


舞台に立つ

ことに繋がらないのです。




当たり前にやることにモチベーションなんか必要ありません。

はたから見れば、それは
お尻に火が点いて燃え続けているようにも見えるレベルのことかもしれません。



でも自ら選んだことを、
モチベーションなんて言葉に振り回されていては何もできません。


モチベーションなんて存在しないのです。


自らの成長を願うのであれば
お尻を常に燃やしておく必要がある、



私はその子から学びました。









あー…同期に会いたくなってきましたね(笑)



皆さんも、お尻に火は点いていますか?
一緒に燃やし続けていきましょう♡


では今日も良い一日を♪