ふつふつと…
次のステップに向かって静かに準備中の梓です。
なぜこういう言い方をするかといいますと、
こうやって公に目にされる場所に書いておかないと気持ちがダレてしまいそうで…
準備期間中って、稼働しているとき以上にモチベーションを保っておかないといけないです、ホンマに。
ただ、モチベーションでお仕事って本当はしてはいけなくて、絶対的にやることを習慣化させて、安定したものを提供するのが鉄則ですね。
早寝早起き当たり前、みたいなね。
わかっちゃいるけど、
ずっと子どもたちとステイホームしていると、隙間時間の工面が難しくてオンオフの切り替えが出来ないのが現状です。
ということで、ダレる防止をしながら頑張ります。
先日、というかめちゃくちゃ前に
インスタの方に私の人生観が変わったきっかけの話しを書きました。
ブログに書きます、と言ったからには書かないと、と思うので書きますね。
長くなりそうなのでシリーズ化しようかなぁ〜
梓の人生観ブログ的なね。笑
まぁ外見のことはさておき、いや外見は『タカラヅカにいそうな顔してる』ってよくよくよくよく言われます。
髪の毛伸ばしていても言われるので、きっとそうなんでしょう。王道のタカラヅカ顔のようです。
両親に感謝、かな。
自分では自分のことを
自分らしくありたい人間だと思っています。
これは宝塚現役時代から思っていたことで、あの世界って言ってみれば演出家の求める役どころに自分を寄せていくのですが、もちろん役者とはそういうお仕事で、何色にでも染まれる は最高の褒め言葉なのです。
が、当時の私にはなんだかそれがただの舞台に立つ【駒】みたいに感じられて、私の代わりはいくらでもいる、ような感覚に襲われていました。
ずっと自分にしかないもの探しをしていたんですね。ファッションもだし、他のセンス的なところや芸風も…。
ファンの方はもちろん、周りの人達にも『あずりん(当時の愛称)ぽいよね』ってよく言われ、その言葉を聞くと それはなんだ?と思いながらもホッとしていたような気がします。
結局のところ、人間て承認欲求の塊ですから
そこの落とし所を探すんですよ。
でもだからこそ宝塚を退団してすぐに福祉の世界になんの抵抗もなく飛び込めました。
福祉の世界の何がすごいって、ぶっちゃけて言うところの人間がおもしろい。
職員サイドでは、福祉に携わりたくてやってきました!っていうやる気に満ち満ちた人間と、リストラにあったり、超有名大学で院まで行ったのにどこにも就職出来ず、流れ流されてここに辿り着きました、っていう人間もいたりするんですよ。
もちろん仕事を始めた頃のモチベーションなんて雲泥の差で、そのモチベーションに比例してなのか、勉強出来るはずなのに仕事にかけてはまるでダメ、みたいなね。
宝塚って皆んなが舞台に向けて全力で走り続けるのが当たり前で、そりゃあ多少の気持ちの浮き沈みはあったけど…だって、ぶっちゃけ上級生に無茶苦茶怒られた後とかシュンてなりますやん、普通に。
まぁそんな現状が目の前にあることにまずひとつ、人間の人生ってすごいなって思ったんですよね。
夢は絶対叶う、なんて言った人どうしてくれるんだ!ですよ、ホンマ。
でもね、そんなポンコツモチベーションで仕事し始めたリストラリーマンやポンコツエリートさんたちもね、福祉の世界ではどんどん輝き出したりするんです。
それがまた見ていておもしろい!
あなたあんなにやる気なかったのにどないしたん現象があっちこっちで起きるんです。
変えたのは、その施設にいるおじいちゃんおばあちゃん。
ここではあえて利用者様なんて言いません。
そう、人生経験豊富なおじいちゃんおばあちゃんたちの笑顔や積もる話し、そのリストラリーマン&ポンコツエリートさんたちに向ける優しさだったり温かさだったり、差し伸べるカタカタ震える力ない手だったり…
そんな簡単な言葉では言い表せないもので、彼らの人生の喪失感を意図せず、満たしてあげてたんです。
おじいちゃんおばあちゃんたちは、承認欲求充電器。
すごい、すごいよ…
私は元はエンタメの世界の人間で、お客様を笑顔にすることを生業としてきました。
だからこそ、その限りない人間力を見せられて心底感動したんです。
私の尊敬するおばあちゃんの一言…
『誰でも輝ける場所はあるからね、諦めちゃいけない』
…あー…夢は叶うのかもなぁー…
【つづく】