仏陀にまつわる都市伝説 | dahayashのブログ

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仏陀は紀元前500年頃に今のインドとネパールの国境付近にある、ルンビニという場所で生まれたと言われてる。しかし、生まれた時期には諸説あり、紀元前700年~紀元前500年とかなり幅が広い。

またWIKIによると、仏陀はシャーキャ族の出身とされているが、シャーキャ族のカーストはクシャトリア(王族・武人階級)なのに、仏陀の本名とされるゴーダマ・シッダルタのゴーダマ(ガウダマ)は、バラモン(司祭)の姓であることや、名のシッダールタは、古い仏典には言及はなく、「目的を達成した人」という意味などから、後世に付けられれたのではないか、という説もあるようだ。

仏陀の死後、教えは仏教としてインド全土に広まったが、ヒンドゥー教やイスラム教に押され、徐々に衰退してしまった。

一方で、スリランカには紀元前3世紀頃に伝来したと言われている。スリランカの古い年代記によれば、インドのアショーカ王の王子マヒンダが、スリランカの都アヌラーダプラを訪れ、デーワーナンピヤティッサ王が仏法に帰依したことが始まりとされ、現在でも聖地として、多くの巡礼者が訪れている。

そんなアヌラーダプラを訪れた時のことだ。自分の後ろで、ツアーガイドが外国人客に説明をしているのが耳に入った。

曰く、

仏陀はインドで生まれたのではなく、実はスリランカで生まれており、それがインドに広まったのだ。その証拠として、紀元前500年より前の地層から、仏教遺跡が見つかっているが、インド政府の圧力により公表されていない。インドでは衰退してしまったが、スリランカでは2000年以上に渡り信仰され続けており、今でも多くの人が仏教に帰依している。

と言うものだった。

半ば陰謀論と都市伝説のような内容だが、興味を持ち、詳しく聞こうと思ったが、旅行者を連れてどこかに行ってしまった。その後、何人かのスリランカ人に聞いてみたが、誰もその話を知らず、「馬鹿馬鹿しいし、そんなことあるわけがない」と言って笑う人もいた。ネットでも探してみたが、この話を見つけることはできず、あのガイドの盲信か、一部の人たちの間で噂されている都市伝説だったようだ。

しかし、自分の中のどこかで「もしかして」といまだに思っている。理由はわからないが、初めてスリランカを訪れた時から、感じていたもので、薄いベールがかかっていて、そのベールをめくると違う世界が広がっているように感じていた、からかもしれない。

よくインドとスリランカを比較して、インドに比べてスリランカは刺激がなくてつまらない、と言う人がいる。確かにインドは広大で長い歴史をもち、有名な建造物も数多く存在するが、スリランカは小さな島国で、歴史や独自の文化・伝統も乏しい。しかし、豊かな自然があり、シンハラ人がやってくる前から、森の中で生活をしてきたヴェッダ(原住民)のように、自然と共生し、ありのままに生きようとする、マインドが残っているように感じる。

それが、もしかして仏陀はスリランカで生まれたのかも・・・と思える理由かもしれない。