動くことだけが「ダンス」ではない。 | DAG DANCE studio.

踊っている時、立っているだけでエネルギーが動いている人がいる。

止まった時、本当に石像になったかのように気配を消せる人がいる。

 

 

こういう人を見ると、とてつもなく感動し言葉が出なくなります。

 

 

 

いや、気配のある石像ありますよとか、

人が踊ってて止まってるのに主張しちゃまずいんじゃないの?とか、

 

そういう問題ではなくてですね。

本当にそういうことを舞台上で操作している方いらっしゃいます。そういう方を見ると「ああ、舞台が好きなんだな」と、まさに心臓ではなく、しんのぞうがですね、お湯をかけたかのようにずわぁぁぁぁっと染み渡るように熱くなるのです。

 

こういう空間に身を置いていたい。そう思うのです。

 

 

 

今日レッスンでも「踊る時」ということでそういったような話をしたのですが、

 

レッスンなどで前から見ていると、

自分の踊る番で(ファースト、セカンドなどに分かれた時)、

振付の入っているそのカウントからカットインで踊り始める人と、

「次!! ファースト!!!!」と呼ばれてフロアに立ち、

カウントを待っているその時からすでにエネルギーが動いている人と、2パターンあります。

 

 

私が思うに、後者の人の方が、曲が始まったその時に心奪うダンスをされることが多い気がします。

 

 

カウントを待っている時、すでにエネルギーが踊っている!!!!動いている!!!!これはですね、凄いことだと思います。

 

 

 

これって、コンサートで歌手の方が第一声を発声する前からすでに存在が曲の中に入っているのと同じだと思います。

 

黙っているのにエネルギーがすでに動いている感じ。

あの感じです。

 

 

今度ご自身が踊る時

ちょっと意識してみてください。

アートって、スタートする前からもう始まっているものなのかもしれません。