帰ってきてテレビをつけたらダンスレッスンを特集した番組をやっていました。
「周りのことなんて気にしなくていい。揃えることよりも自分を表現すること。ダンスが好きってことだけを感じていればいいのよ」と先生は言ってました。
ふと高校生時代のことを思い出しました。
当時私は長野でバレエを習っていて、
私と同い年の男の子が一人、多感な女子に混ざってレッスンを受けていました。
あの頃は男性1人ということもあって、周りの年下の子らはクスクスと彼をネタにして話したりしていて、そんなことを本人もきっと知っていて。私は「〇〇さん、踊ってて楽しいのかな、、、何で踊っているんだろう。ご両親にやれって言われてるのだろうか」とずっと思っていました。
その頃私はみんなとうまく馴染めていなくて、馴染まないながらにレッスンするその彼のことを少し、影ながら同志のようにも思っていて。
けどそれから大学に進学するときに東京に移動したので、長野からは離れて、その彼のことも記憶から消えていました。
数年前、何きっかけだったか覚えていないけれど
当時のみんなはまだ踊っているだろうかと検索したら
沢山上手い人のいる、コンクール受賞の常連の教室だったのだけれど、唯一その彼の名前だけが出てきて。
今日本のバレエ団で誰もが知っているバレエ団の団員をしていて、振付や監督的なこともしていました。
それを見たとき、とても嬉しくて。本当に嬉しくて。
うっわーーーーーあの時の笑顔を一度も見ないで終わった、なんでつまらなそうにしながらもレッスンしているんだろうと思っていたあの○○さんが!!! あのあとも続けてたんだ、、 しかもあのバレエ団で振付って!!!!と。
(しかも当時はずば抜けて上手い印象もあまりなかった。。←お前もな、ですが)
人生って、人から見たままの印象ですすむわけではない。
人生って、「その人」が作っていくんだ。
そう思って、感動して、肌が震えたのを思い出しました。
今も当時の発表会のパンフレットにはスンとして写っている彼の姿があります。私も馴染めない感丸出しの状況で写っている。
そんな当時のことを、番組をチラ見してバババ!!!とフラッシュバックしました。
がんばろ。
当時の教室の人たちもね、私がまだダンスに関わっているとは誰も思っていないと思うんだ。
人からの印象はあてにならないよ
明日も目の前の全てを大事にして
行ってらっしゃいませ