アメリカからの留学生、せっきーに学ブ。 | DAG DANCE studio.

(少し長いです!!すみません!!)

 

今日は昨年12月から知り合ったSIGっこ、セッキーの最後のサークルレッスンがありました。

 

セッキーはアメリカからの留学生(4年生)

日本での学問を終え今日から5日後に国に帰ります。

 

 

去年の12月、その時まだ3年生だったSIGっこメンバー(ケンジ)が「今の時期になって何人かの留学生からサークルに入りたいって連絡が来るんですが」と相談されたのがきっかけ。

(そう、みんな知ってるかっすーの代の学年が3年生の時!)

 

 

年末はサークルの代が入れ替わる時期だったりでかなりバタバタするシーズンなので、そこで新たにメンバーを加えるというのはあまりないことなのです。

 

 

しかしそんな中、一人だけ入って来たのがセッキー。

身長体感、195cmぐらい。

 

 

のちに留学生らとメールでやりとりしていたケンジは言った。

「セッキーだけなんですよね、最後まで果敢に日本語のみで返信を貫いたのは」

 

 

連絡していて「この日は開始時間が○○に変わりました/場所はここに変わりました」と内容が細かくなっていくと、大体の留学生は途中から英語での返信になって来るらしい。

 

 

そもそも今、英語は世界の共通語のようなものだし、

英語で返信の方がお互い誤解なく伝わると思ってのことだと思うし、理由は人それぞれあったと思うけれど。。。

 

 

そんな中、とにかくセッキーはたどたどしい日本語ながらも日本語で返信。そういう人だった。

 

(この中にセッキーいます)

 

 

言語の問題で言うなれば、

私は何度か海外からのダンスの先生の集中講義のようなものを受けに行ったことがある。関西で行われているものなので日本で、になります。

 

 

3日間連続だからこっちとしては仕事の休暇もらって勉強しに来ているわけだし、朝イチからだから前乗りして泊まるところも押さえるわけで。

学びたいジャンルの最先端の方だし、もう後悔のないように全部吸収してやるーーー!!!という意気込みでいくわけ。

 

 

相手の方の母国語は英語ではなかったけれど、講義は全て英語で進められていくものでした。

 

そんな中、最終日になんでも聞いていいよという質問コーナーが設けられる。私は英語が得意ではないのに聞きたいことはたくさんあるので、通訳の方がいらっしゃることを良いことにできる部分は英語を試みつつ、しかし98%は日本語で聞きまくった。

 

海外からいらっしゃった先生は途中から少し悲しい顔をした。

みんな英語で質問し、英語で先生は答えられていた。

 

 

当時は、だってここ日本じゃん!!とか思ったんですが

日本だから日本語でとか、世界で英語が共通語だから英語で聞くべきとかではなく、

「知りたい相手が理解できる言葉でコミュニケーションを取ろうとする」ことが大事なんだと、今更ながら。そういうことを学んだ機会でもありました。

 

結局私はセッキーのしゃべる英語を聞くことなく、彼は帰国しようとしている。

 

 

セッキーのことを知りたくて、何度か話しかけに言ったけれど全て日本語で返ってきた。

それは彼が日本語が堪能ということもあるかもしれないけれど、全てが全て伝わっているわけではなかったし、会話は5割ぐらいが通じて、残り5割はお互いに「あれ、、、?今 話通じてないね」と思うようなことも多かった。

 

 

けどセッキーは伝わらない会話を相手に英語で言い直してみる、とか一切なかったな。なぜだろう。私の練習中のカウント発音があまりにもjapaneseだったからだろうか。

 

(余談だけどよく言ってしまう 「ファイブ・シックス・せっ、ブン・エイト」の『ブン』って何だ。andだろう、と留学生はよく思うらしい。というかもっと昔に別の留学生に笑われた。なので日本じゃそう言うんだぞと教えておいた)

 

 

 

セッキーはみんなに対して日本語を貫いた人だった。

 

そんな彼が日本で最後のサークル。

最後に3年生と私宛に日本語で手紙を書いてきてくれていた。

なぜか、メッセージはお年玉用のポチ袋に入れられて。。。。

 

 

ありがとう。

 

目の前にいる人に対してどういう姿勢で向かうかが大事だと今更ながらすごく学んでいます。

 

 

そんなセッキーやダンスの先生の姿から学び、先日台湾にお世話になった時は相手の方が日本語が理解できるとわかっていても現地の言葉でひたすら挨拶しまくりました。(というか挨拶だけだけど…)

 

相手が見ていないと思っても自分から覗き込んで「你好×100」ととにかく挨拶しまくった。

挨拶って、どこ行っても一番大事ですよね。

挨拶さえしておけば全てなんとかなるとさえ思う。

 

そしたら皆、知らない私に対して挨拶を笑顔で返してくれた。

 

 

挨拶って大事だなあ

なんでだろ

 

台湾から帰国直後、シーフォーに中国語を教えてもらいながら、帰国した旨を写メってお世話になった皆様へ送っていただく。

これやってたら、実はこの写真の横で「え、なになに、何送ってんの?」と、いろんな人が文字を読もうと画用紙を覗き込んでいる。そこで知る、想像以上に夜の新宿に中国系の人が多くいる現実。(日本の人はそもそも何書いてあるかなんてわからないから素通りなんです)

 

 

たくさんの人と繋がりたいから、

たくさんの言葉勉強していきたいなーって思いました

 

 

セッキー、ありがとう。

とっても心伝わるお手紙だったよキラキラ