君が生きた証 最終章 #15 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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 試合は3ー3の同点のまま7回裏まで進み、巨人はツーアウトながらランナー二塁のチャンスを作った。


 長野久義 「菅野、次行くぞ!準備はいいか!?」


 和真 「はい!行けます!」


 高性能打撃マシン「トラジェクトアーク」を使った打撃練習を終えて長野久義コーチと会話する和真。


 和真 「(いよいよプロ初打席だ・・・。何としても結果を出さないとな)」


 和真は自分のヘルメットと木製バットを持って自軍ベンチに向かう。




 巨人ファンA 「あれ?8番の西尾が出てこないな?」


 女性巨人ファンB 「多分代打が出てくるんじゃない?今日西尾は三打席連続三振だし。」


 巨人ファンC 「おい!あれ見ろよ!菅野がヘルメット被ってベンチから出てきたぞ!」


 ヘルメットを被った和真がベンチから出てネクストバッターズサークル内で素振りする姿を目撃する巨人ファン達。


 女性巨人ファンD 「じゃあ代打ってもしかして・・・!」


 ウグイス嬢 『ジャイアンツ選手の交代をお知らせします。8番西尾に変わりましてピンチヒッター菅野和真。背番号38番。』


 巨人ファン達 「ワァーーーーーーーッ!」


 和真の名前が呼ばれて大歓声をあげる巨人ファン達。


 和真 「(ツーアウトながらランナー二塁と勝ち越しのチャンスだ。絶対に打つぞ!)」


 和真はそう思いながら右打席に入り、木製バットを構える。


 審判 「プレイ!」


 審判からプレイがかかり、巨人ファン達による和真の応援が始まる。


 阪神の中継ぎ投手の第一球目は高めのストレートで和真は見送った。


 審判 「ストライーーーク!」


 タクヤ 「よし!菅野、その球は打ったらフライになるから振らなくて良かったぞ。」


 第二球目はフォークでストライクゾーンから外れた上でワンバウンドになり、和真はバットを何とか途中で止めてボールとなった。


 和真 「(あぶね・・・・。振り切るところだった・・・。)」


 第三球目はカーブで和真のバットが空を切った。


 審判 「ストライークツー!」


 タクヤ 「これでワンボールツーストライクか・・・。」


 長野久義 「追い込まれたか・・・。」


 第四球目は外角に大きく外れるストレートでボールとなり、これで2ボール2ストライク。


 和真 「(外角の見せ球か・・・。ということは真ん中低めのフォークで俺から三振を奪うつもりなのか?いやそれとも外角高めのカーブが決め球か?もしかして内角ストレートで見逃し三振を取る気かもしれないな。よし内角低めのストレートを狙うか!)」


 相手投手の第5球目は和真の予想通り内角低めのストレートで和真はその球をバットで思い切り叩いた。


 阪神中継ぎ投手 「あっ!」


 坂本勇人 「おおっ!!!!」


 和真の打球はぐんぐんと伸びていきレフトスタンドに吸い込まれた。


 巨人ファン達 「ワァーーーーーーーーッ!」


 和真がプロ初打席初本塁打を打ち、大歓声をあげる巨人ファン達。


 タクヤ 「長野さん!菅野、いきなりホームランを打ちましたね!」


 長野久義 「あいつ!松井さんや王さんや長嶋さんでも出来なかったことをやりやがった!」


 坂本勇人 「和真の将来が本当に楽しみだな!」


 巨人はその後和真の2ランで5ー3と阪神に勝利し、和真はヒーローインタビューにも呼ばれる等鮮烈のデビューを果たした。



 

 その日の夜、和真は環奈とLINEのビデオ電話で会話していた。


 環奈 「和ちゃん、プロ初打席初ホームラン本当におめでとう!」


 和真 「ありがとう環奈。いや〜まさか初打席で初ホームランを打てるなんて思ってもみなかったよ(笑)」


 環奈 「確か岡本和真さんや松井秀喜さんや王貞治さんや長嶋茂雄さんもプロ初打席でホームランを打ってないんだよね?」


 和真 「ああ。」


 環奈 「すごいね〜和ちゃん!巨人の歴史に名を残したんだね!もしかしたら和ちゃんは将来三冠王を取れるかもしれないよ!」


 和真 「環奈の期待に応えられるように俺頑張るよ(苦笑)」


 

 つづく



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