ウルトラマンリブット−NEW GENERATION HERO− 第17話#2 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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 WDSP司令室


 

 七瀬 「隊長、太平洋に落下したイナゴ怪獣の遺体を分析した結果あの怪獣はイナゴがある農薬によって突然変異して怪獣化したことが判明しました。」


 誠 「七瀬、突然変異の原因となった農薬の名前はなんだ?」


 七瀬 「農薬のアルノマミPCBです。」


 一平 「アルノマミPCBだって!?」


 みやび 「一平さん、アルノマミPCBって?」


 一平 「アルノマミPCBは強い毒性でイナゴやカメムシなどの農業害虫を駆除する農薬だ。だがその強い毒性のせいで人間にも害が及ぶことが判明して世界各国で使用が禁止されたんだ。」


 健太 「そんな恐ろしい農薬が開発されていたなんて・・・。」


 光一 「ところでイナゴ怪獣は南の方角から現れたんだよな。確か南の方角にはオーストラリア大陸がある。」


 玲 「オーストラリア大陸は昔からイナゴ被害が大きいことで有名です。」


 健太 「そうか!オーストラリア大陸ではイナゴによる被害が甚大だからイナゴを駆除するために以前はアルノマミPCBを大量に使用していた。」


 武志 「そのせいであの怪獣が生まれたってことですね!」


 七瀬 「恐らくイナゴ怪獣はあの一体だけではなくあと一体はいるはずです。それに元は昆虫ですから卵を産む性質があって巣も作ることが出来ると思います!」


 誠 「卵が孵化したら被害が拡大してしまうな。何とかして奴らの巣を見つけ出して破壊して奴らも駆除しなければ!」


 WDSPと地球防衛軍の分析の結果、マジャバの巣は南オーストラリア州のナラボー平原にあると推測された。


 一平はアルノマミPCB中和剤を開発するために本部に残り、健太副隊長、七瀬、武志、光一、みやびはホークとコンドルで出撃した。




 南オーストラリア洲ナラボー平原


 光一 「ここがナラボー平原か・・・。」


 みやび 「私達がテレビや雑誌などで見かけるオーストラリアの風景が広がってますね。」


 すると2人が搭乗するコンドルの前に通常の大きさより大きいイナゴの大群が現れた!


 みやび 「ちょっと何これ!?」


 光一 「恐らく昆虫怪獣の手下のイナゴ達だ!」


 巨大ミュータント化したイナゴ達はコンドルのエンジン部分に詰まりエンジンを故障させてしまった。


 みやび 「あっ!」


 健太 「どうした!何が起こった!?」


 光一 「副隊長、コンドルのメインエンジンがやられました!」


 みやび 「機体操縦不能!不時着します!」


 ナラボー平原に不時着するコンドル。


 みやび 「とんだ災難に遭ってしまいましたね・・・。」


 光一 「ああ。だがあの昆虫怪獣の巣がナラボー平原のどこかにあるということは間違いないな。」


 光一とみやびは健太副隊長と連絡を取り、自分達が無事であることを報告し、自分達の足でマジャバの巣を捜索することにした。




  みやび 「光一さん!あそこに巨大ミュータントのイナゴの大群が集まっています!」


 光一 「近くに行ってみよう!もしかしたら巣があるかもしれない!」


 光一とみやびがイナゴの大群が集まっている場所に行くとそこにメスのマジャバと巣があった。


 光一 「ビンゴだ!」


 みやび 「卵も結構ありますね!早く破壊しないとやつの仲間が増えますよ!副隊長に報告しないと!」


 みやびの通信を受けたWDSPホークはすぐに駆けつけた。


 健太 「これよりやつに対する一斉攻撃を開始する!上空からは俺たちが、光一とみやびは二手に分かれて攻撃だ!」


 隊員たち 「了解!」


 WDSPはメスのマジャバを攻撃するがオスよりも強靭な外皮を持っているのでダメージを与えることが出来なかった。


 マジャバ 「グルルルルルル!」


 怒ったマジャバは光一がいる方角に向けて口から毒ガスを吐いた。


 光一 「うう・・・!ガハッ!」


 毒ガスの中で苦しむ光一。


 みやび 「光一さん!」


 リブット 「光一!変身だ!」


 光一 「おう!」


 Gフラッシュブレスレットをクロスさせてウルトラマンリブットに変身した!



 To be continued...



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