第8話 「最弱宇宙人の憂鬱」
ある日、富士山の麓にある生物研究所から突然連絡が途絶えてしまった。心配した地球防衛軍日本支部上層部はWDSPに原因の調査を命じ、武志と七瀬がスピードル01で調査に向かった。
武志 「しかし何で生物研究所から突然連絡が途絶えたんでしょうね?」
七瀬 「まだななの推測やけど生物研究所は地球上のあらゆる生物や今まで地球に現れた怪獣の肉片が収められてるから恐らくそれらに興味を持った宇宙人に職員の人達が襲われたのかも・・・。」
武志 「その可能性は高いですね・・・。怪獣を作り出す宇宙人はたくさんいますし。」
七瀬 「職員の人達、無事やといいけど・・・・。」
武志 「こちら武志!生物研究所に到着しました!・・・あれっ?」
七瀬 「どうしたん?武志隊員?」
武志 「特殊な妨害電波のせいでWIウォッチの通信機能がイカれて本部と通信が出来ません!」
七瀬 「ホンマや!じゃあこの特殊な妨害電波が発生したせいで生物研究所と連絡が取れなくなったんや・・・。」
武志 「やっぱり七瀬隊員の予測通り、生物研究所は宇宙人に占拠されたのか!」
七瀬 「武志隊員!早く職員の人達を救助しよ!」
武志 「了解!」
武志はWDSPスナイパー、七瀬はWDSPガンを携行し、研究所の中に入っていった。
? 「フッフッフッ!人間標本のサンプルが来たぞ!」
この宇宙人は三面怪人・ダダ。今回の生物研究所占拠事件の犯人であり、研究所職員全員を縮小化させて人間標本にしていた。
ダダ 「今まで採取した人間達とは違って美男美女だし、しかもWDSPのメンバーだ!この二人を採取すれば作戦隊長に褒められるぞ!よし!行くか!」
ダダはミクロ化機を持って透明状態になり、武志と七瀬の元に向かった。
武志 「人の気配がしませんね・・・。」
七瀬 「何か怖いわ・・・。後ろから宇宙人が出てきそうで・・・。」
二人が警戒しながら廊下を歩いていると少し離れた背中側からダダが現れた。
ダダ 「ダ・ダ・・・・。ダ・ダ・・・。」
武志・七瀬 「「!!!」」
ダダの唸り声を聞いて素早く後ろに振り向いてダダの存在に気づいた武志と七瀬。
武志 「宇宙人だ!」
七瀬 「あれが研究所を占拠した犯人やな!」
ダダ 「ダ・ダ・・・・!ダ・ダ・・・!」
ダダは二人に向けてミクロ化機を放ったが、七瀬のWDSPガンのバリアアタッチメントに防がれてしまい、武志が放ったWDSPスナイパーのビームを頭部に受けてしまった。
ダダ 「ダ・ダ!!!!!ダ・ダ〜〜〜ッ!」
ビームを受けた頭部に左手を当てるダダ。
七瀬は素早くダダの右手をWDSPガンで攻撃し、ミクロ化機を落とし、武志がWDSPスナイパーの光弾でミクロ化機を破壊した。
ダダ 「ダダ〜〜〜〜〜〜!ダ・ダ〜〜〜ッ!」
ダダはヤケになって素手で二人に襲いかかったが、七瀬に体当たりされ、武志に頭部を蹴られてしまった。
ダダ 「ダ・ダァ〜〜〜〜〜!ダ・ダァ〜〜〜〜!(いって〜〜〜〜〜!マジでいてーよ!!!)」
ダダはその場から消えてしまった。
武志 「あいつが今回の事件の犯人だと思いますけど弱すぎますね・・・・。」
七瀬 「うん。恐ろしいのは見た目だけやな・・・(苦笑)。」
To be continued...
いいね!も良いけど皆様の"コメント"をお待ちしてます!