2025年のある日、芸能活動のオフの日のマイは一人で自宅で過ごしていた。
「暇だな〜。今日はリュウくんが脚本会議でテレビ局に行ってるし、日奈子はお友達のお家に遊びに行ってるし、環奈はバレエのレッスンに行ってるから一人でお家で過ごすのは退屈・・・。」
ソファーに座りながらハーブティーを飲んでいるマイ。
「退屈だからNetflixでドラマでも見よっと。」
マイはリビングのテレビでNetflixを開き、見たい作品を選び始める。
「へ〜。ボディーガードの男性と弁護士の女性の恋愛ドラマがあるんだ〜。ちょっと見てみよっと！」
マイはその作品の視聴を開始した。
『岸村さん！大丈夫ですか！？お怪我はありませんか！？』
『大丈夫よ。あんたこそ怪我大丈夫？』
『俺は大丈夫です！慣れてるんで！』
「結構面白いドラマね。ボディーガードとの恋愛ドラマってありそうでなかったから新鮮かも・・・。」
ハーブティーを飲んで作品を鑑賞するマイ。
「そういえばリュウくんは武術のジークンドーとカリを習っているからボディーガードやSPといった警護系のお仕事も向いてると思うんだよね。もしこれが私とリュウくんだったら・・・・。」
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「初めまして！株式会社北川警備所属のボディーガードの岡田リュウです！歌手の白石マイさん！これからあなたを24時間警護させていただきます！」
スーツを着て最敬礼でマイに挨拶をするリュウ。
「よろしくお願いします。岡田さん。」
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変質者A 「まいやん！覚悟ー！」
ナイフを持ってマイに突進してくる変質者A。
「きゃあああああああっ！」
「白石さん！危ない！ハッ！」
リュウは変質者Aをサイドキックで攻撃した。
変質者A 「いてっ！」
リュウのサイドキックを受けて背中から倒れる変質者A。
変質者A 「この野郎ーー！！！」
変質者Aはキレてリュウに襲いかかる。
「ハッ！ハッ！オラァッ！」
変質者A 「うわぁぁぁぁぁぁぁっ！？」
リュウは変質者Aを連続リードパンチと投げ技で叩きのめした。
「ふぅ・・・これだけやれば充分だろ。白石さん、大丈夫ですか？お怪我はありませんか？」
「はっ・・・はい！大丈夫です！」
「よかった。白石さんが無事で！」
「(ドキッ♡)い・・・いえ！岡田さん、守っていただきありがとうございます///」
リュウのカッコよさに惚れてしまうマイ。
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「リュウくんはボディーガードやってもカッコいいだろうな〜♡うふふふふっ////」
ソファーに寝転がりながら妄想するマイ（笑）
「でもボディーガードって身体を張って依頼者を守る仕事だから最悪の場合命を落としてしまうこともあるんだよね・・・・。」
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「はぁ・・・はぁ・・・。」
銃弾で腹部大動脈を撃たれて口や腹部から血を流して倒れているリュウ。
「リュウくん！しっかりしてもうすぐ救急車が来るから（涙）」
泣きながらハンカチでリュウの傷口を抑えるマイ。
「はぁ・・・はぁ・・・白石さん・・・俺はもうダメです・・・。」
「リュウくん、何言ってるの！死んだらダメ！生きて！私、あなたがいなくなるのはイヤ（涙）」
「俺・・・あなたに看取られてこの世を去れて良かったです・・・ありがとう・・・マイちゃん。」
「リュウくーーーーーーん（涙）」
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「こんなの辛すぎる！リュウくんが死んじゃうのは絶対イヤ（涙）」
マイがソファーの上で妄想しながら泣いているとスマホにリュウからの電話がかかってきた。
『もしもしマイちゃん？』
「リュウくん？」
『会議終わったから今から帰る・・・』
「リュウくん・・・くすっ・・・当たり前の日常って尊いね・・・！すぴっ（涙）」
『どうしたマイちゃん？何かあったのか？」
「何でもないよ。リュウくん、気をつけて帰って来てね。」
『おう。』
二人は電話越しにキスをして通話を切った。
「好きな人と一緒に生きていくってやっぱり最高だね・・・。」
何か悟りを開いた表情になるマイでした（笑）
おわり
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