三番目の風 #9 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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坂道シリーズファンの方の訪問お待ちしてます!

 お台場に到着した佑斗と美月はショッピングやゲームセンターで一緒にゲームをしたり、プリクラを撮るなどデートを楽しんだ。


 佑斗 「美月、デート楽しい?」

 美月 「もちろん!楽しいに決まってるじゃん♪」

 カフェで昼食をとる佑斗と美月。

 美月 「佑くんは楽しくないの?」

 佑斗 「楽しいに決まってんじゃん。お前と・・・デート出来たからさ///」

 少し顔を赤くしながら喋る佑斗。

 美月 「私も・・・佑くんとデート出来て嬉しいよ///」

 同じように顔を赤くしながら喋る美月。


 
 2人は何だかんだで良い雰囲気になっていたが、空気を読まないかのように佑斗のスマホに秀一から電話がかかってきた。


 佑斗 「すまん!美月!秀一から電話だ!」

 美月 「秀一くんから?」

 佑斗 「あいつ今日は梅澤さんと渋谷デートしてるんだ。」

 美月 「そうなの!秀一くん、梅ちゃんをデートに誘えたんだ!」

 佑斗 「ああ!じゃあお客さんの迷惑になるからちょっとトイレで電話に出てくる。」

 美月 「いってらっしゃい!」



 男子トイレ個室


 佑斗 「もしもし?秀一、何か用か?」

 便器に座って通話する佑斗。

 秀一 「ああ。お前と美月のデートが上手くいってるか気になってさ。」

 佑斗 「上手くいってるよ。お前の方こそどうなんだよ?」

 秀一 「何とか上手くやってるよ。」

 佑斗 「そうか。お前梅澤さんに告白しないのか?」

 秀一 「えっ!?告白!?バカ!初デートで告白して成功する確率は非常に低いからするわけないだろ!」


 秀一、キミイキシリーズには初デートの時に告白して付き合うことに成功したカップルはたくさんいるぞ・・・。

 
 佑斗 「そうか。やっぱり初デートで告白するってかなり勇気いるもんな。じゃあそろそろ美月のところ戻るから切るな。」

 秀一 「おう。じゃあな。」

 佑斗は電話を切った後、美月のところに戻っていった。




 2人はジャンカラでカラオケを楽しんだ後、電車を乗り継いで17時に市川市に帰ってきた。


 佑斗 「美月、今日のデート楽しかったな。」

 美月 「私も!今日は佑くんとデート出来てよかった♪」

 2人が喋りながら歩いているうちにそれぞれの自宅前に到着した。

 美月 「もう家に着いちゃったね・・・・。」

 佑斗 「ああ・・・そうだな・・・。」

 ドクンドクンドクン!

 家の前に着いた瞬間、2人の心拍数が早くなった。

 佑斗 「(このタイミングで美月に告白したら上手くいくのかな・・・。)」

 美月 「(私、今日のデートで佑くんに告白するって決めてたんだからここで告白しなきゃ!)」

 佑斗・美月 「「あ・・・あのさ!」」

 緊張のあまり2人の声が被ってしまった(笑)

 佑斗 「あ・・・美月が先に言えよ///」

 美月 「う・・・うん!ねぇ佑くん・・・・」

 佑斗 「何?」

 美月 「ま・・・また明日!」

 佑斗 「お・・おう!また明日な!」


 結局2人は今回のデートでは告白出来なかった・・・・(苦笑)


 
 その日の夜、美月の部屋にて


 美月 「もう私のバカ!何で今日佑くんに告白出来なかったの!何度も告白するチャンスがあったのに!このままじゃ佑くんが与田ちゃんに取られちゃうよ!私の意気地なし!」

 美月は壁に向かってうっぷんを叫んでいた。

 美月の父 「母さん、美月のやつまたあれやってるな・・・。」

 美月の母 「仕方ないわよ・・・。美月は今日のデートで佑斗くんに告白するつもりだったけど怖気付いちゃって出来なかったんだから。」

 自分の娘の不思議な光景を覗き見て呆れる美月の両親だった・・・。




 つづく
 



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