「リュウくん、すごく高いマンションだね・・・。」
1歳の愛娘・環奈を抱っこしてマンションを見上げるマイ。
※今回のお話はキミイキ第4章の現在の時間軸の2025年から6年前の2019年なので岡田家はまだ養女の日奈子とは出会っていません。
「あの人は国民的スーパーアイドルだからこれぐらいのマンションに住んでいて当然だよ。」
右手に結婚祝いの菓子類が入った袋を持ってマイに話しかけるリュウ。
岡田家は中の住人にオートロックを解除してもらい、エレベーターに乗って今回訪問する部屋がある階にやってきた。
「ねぇリュウくん、結婚祝いのお菓子はバウムクーヘンで大丈夫かな?」
「大丈夫だよ。バウムクーヘンにはいつまでも仲良く途切れることなく、年月を共に重ねられますようにの願いが込められてるから。」
「なら安心だね。」
3人が会話しながら歩いているといつの間にか今日結婚祝いを届ける夫婦の部屋の前に到着した。
「ここだ!」
リュウは玄関のチャイムを押した。
ピンポーン♪
? 「はーい♪」
部屋の中から女性の声が聞こえ、玄関の扉が開いた。
綾子 「あらっ!リュウくんにマイさん!お久しぶりです。」
丁寧に挨拶をするこの女性は二宮和也の妻で元アナウンサーの二宮綾子さん。
リュウ・マイ 「「綾子さん、お久しぶりです。」」
頭を下げて挨拶をする岡田夫妻。
「綾子さん、二宮さんは?」
綾子 「ちょっと待ってて。今から呼ぶから。あなたー!リュウくん達が来たわよー!」
二宮和也 「わかったー!今行く!」
綾子さんに呼ばれて玄関にやってきた二宮和也。
二宮和也 「おう!オカにマイちゃん!久しぶりだな!」
※二宮和也はリュウと仲良しなのでリュウのことをオカと呼んでいます。
リュウ・マイ 「「二宮さん、お久しぶりです!」」
先程と同じように挨拶をする岡田夫妻。
二宮和也 「マイちゃん、君が抱っこしてるその女の子はもしかして・・・」
「私とリュウくんの娘の環奈です!ほら環奈、挨拶して。」
環奈 「んちは!」
笑顔で二宮和也に挨拶をする環奈。
二宮和也 「可愛いー!さすがイケメンのオカと美人のマイちゃんの子供だね!」
綾子 「二人ともここでの立ち話もなんですから上がっていってください。」
「ではお言葉に甘えて・・失礼します。」
綾子さんと二宮和也と一緒にリビングに向かう岡田家。
「二宮さん、綾子さん、これは俺たちからの結婚祝いのお菓子です。」
リュウは二宮和也に結婚祝いの菓子が入った袋を手渡す。
二宮和也 「ありがとうオカ!ところで箱の中には何のお菓子が入ってんの?」
「高級バウムクーヘンが入ってます。バウムクーヘンにはいつまでも夫婦仲良く年月を重ねられますようにって意味が込められてます。」
綾子 「リュウくん、ありがとうございます。」
「どういたしまして。」
「あの二宮さん、綾子さんとの馴れ初めを聞かせてください!」
コーヒーを飲みながら二宮和也に話しかけるマイ。
二宮和也 「それはね。俺が7年前に24時間テレビの番宣で当時綾子が看板キャスターをやっていた夕方のニュース番組に出演したのがきっかけで番組が終わった後に連絡先を交換して、その2年後に俺と綾子は付き合い始めたんだ。」
「へーそうだったんですね!」
綾子 「マイさんはリュウくんとどうやって出会ったの?」
「私はリュウくんとは高校の入学式の日に出会いました。リュウくんが私が落としたハンカチを拾って話しかけてくれた時に一目惚れしたんです///」
「俺もあの時にマイちゃんに一目惚れしました///」
二宮和也 「二人とも本当に赤い糸で結ばれてるんだね・・・・。」
岡田夫妻の超バカップル夫婦ぶりに呆れる二宮和也。
午後4時、岡田家はそろそろ自宅に帰ることにした。
「じゃあ二宮さん、俺たちはそろそろ帰ります。」
二宮和也 「おう!オカ、マイちゃん、環奈ちゃんまた遊びに来てね!」
「はい!二宮さんと綾子さんもうちに遊びに来てくださいね。環奈も二宮さんにバイバイしよっか♪」
抱っこしている環奈に話しかけるマイ。
環奈 「ばいばーい。」
手を振りながらバイバイする環奈。
綾子 「環奈ちゃん、またね!」
岡田家はリュウの車で市川市の自宅に帰っていった。
おわり
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改めて二宮和也さん、ご結婚おめでとうございます㊗️綾子さんと共に幸せな家庭を築いてくださいね!