レナ 「ねぇ岡田くん、仲良くなったんだから松井さん呼びはやめない?」
「そうだよね!じゃあなんて呼べばいいんだ?」
レナ 「レナでいいよ。」
「うーん。呼び捨てにするのはなんだからレナちゃんって呼ぶね。」
レナ 「ありがとう。私は岡田くんのことをなんて呼べばいい?」
「う〜ん。友達からはリュウとかオカとかジャニって呼ばれてるからな〜。」
レナ 「ねぇ岡田くん、リュウとかオカは何となくわかるけどジャニって何?」
「あー実は俺、中二の時にジャニーズのオーディションを受けたことがあってそれにちなんで友達が勝手につけたあだ名だよ。」
レナ 「えっ?岡田くん、ジャニーズ受けたことあるの?岡田くんは自分でオーディションに応募したの?」
「いや年下の従姉妹の女の子が俺に内緒に応募したんだ。そんで結果は最終審査の面接で落選したよ。」
レナ 「そうなんだ〜。あっ!私、今から岡田くんのことをゴンちゃんって呼ぶね!」
「ゴ、ゴ・・・ゴンちゃん!?何でゴンちゃんなの!?」
レナ 「ゴンちゃんの本名のリュウを英語にするとドラゴンでドラゴンからドラを外してちゃん付けしたの!可愛いでしょ?」
無邪気な笑顔でリュウに問いかけるレナ。
「そ・・・そだな///(ゴンちゃんっていうニックネームよりレナちゃんの笑顔の方が可愛いな)あ・・・あのさレナちゃん。」
レナ 「何?ゴンちゃん。」
「せっかく友達になったんだから・・・連絡先交換しないか?」
レナ 「いいよ。私がメアドと携帯の電話番号を紙に書いて渡すからゴンちゃんも紙に書いて私に頂戴。」
「うん!」
こうして二人は連絡先を交換した。
ヒロト 「あの二人、連絡先交換したみたいだな。」
離れた席から二人の様子を見ているヒロト達。
ナナミ 「とりあえず一歩前進ってことだね。」
サユリ 「うん!早くリュウくんと松井さんが付き合えばいいのにね〜。」
ショウ 「三人ともリュウの恋は見せもんじゃないんだから盗み見るのはやめようよ!」
トモヤ 「そうだよ!静かに見守ってやろうぜ。」
三人 「「「はーい。」」」
それからリュウとレナは毎晩、家に帰宅した後、メールや電話でやり取りするようになった。
つづく
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