先輩部員A 「平手ー!そっちにボールいったよー!」
友梨奈 「はい!」
友梨奈はボールを拾ってドリブルしてゴールに近づいていく。
チームメイトA 「友梨奈、行けー!!!」
友梨奈はそのままシュートしたがゴールに入らなかった。
みんな 「ああ~~~~~。」
友梨奈 「外れちゃった・・・・・・あと少しだったのに。」
失敗してうつむく友梨奈。
先輩部員B 「どんまい!どんまい!さあもう一回行くよ!」
みんな 「はい!」
その後部活は18時に終了し、バスケ部員達は練習着から制服に着替えて部室を出た。
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友梨奈 「はあ~バスケやってる時も山田くんのことを考えるなんて私って恋の重症かも・・・・・・」
友梨奈はため息をつきながら校門に向けて歩いていた。
友梨奈 「あれ?あの後ろ姿って・・・・・・」
友梨奈は物陰に隠れて後ろ姿の男性を見つめ始めた。
男性は何か視線を感じたのか後ろを振り向いた。
友梨奈 「あっ!山田くんだ・・・・・!」
友梨奈が見つめていた男性は自分が想いを寄せている山田涼太であった。
涼太 「・・・・・・・・・・・・・・・」
涼太は誰もいないと感じた後、再び前を向いて歩き始めた。
友梨奈 「どうしよう・・・・・このタイミングで私が山田くんに話しかけたら一緒に帰れるかもしれない。でも話しかけるにはすごい勇気がいるし・・・・・・」
友梨奈が考えている間に涼太は校門に近づいていた。
友梨奈 「よし!山田くんに話しかけよう!」
友梨奈は物陰から出て涼太のもとへと走り出した。
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友梨奈 「山田くーん!」
涼太 「あっ!平手さん!」
友梨奈 「山田くん、サッカー部の練習終わったの?」
涼太 「うん。平手さんもバスケ部の練習が終わったんだ。」
友梨奈 「今から帰るところ何だけど・・・・・もしよかったら一緒に帰りませんか/////」
涼太 「いいよ。ところで平手さんのお家はどっちにあるの?」
友梨奈 「こっち。」
友梨奈は左側を指さした。
涼太 「平手さんも俺と帰る方向が一緒なんだ!じゃあ一緒に帰ろうよ!」
友梨奈 「・・・・・・うん/////(山田くんと二人っきりで帰るなんて夢みたい!)」
二人は一緒に歩き始めた。
こうして友梨奈はまた一歩大人に近づいたのだった・・・・・・・・・
つづく
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