岡田家は仲良く手を繋いで上野動物園に向かっていた。
環奈 「ねぇぱぱ、まま、きりんしゃんとぞうしゃんとりゃいおんしゃんにあえりゅ?」
「もちろん会えるよ!動物園にはたくさん動物さんがいるからな。」
リュウはしゃがみながら環奈に話しかける。
環奈 「どんなどうぶつしゃんがいりゅの?」
「そうね。ここの動物園で一番有名な動物さんはパンダさんだよ。」
環奈 「まま、ぱんだしゃんってなに?」
「そっか。環奈はパンダさんを知らないんだ。ちょっと待っててね♪」
マイは自分のスマホの画面にパンダの画像を出した。
「はい♪これがパンダさんだよ❤」
環奈 「わーきゃわいい♪ぱぱ、ままはやくいこ!」
「わかった。じゃあ手を繋いで行こうか!」
環奈 「うん!」
再び手を繋ぐ三人。
「環奈、ママとパパの手を絶対離しちゃダメだよ。離したら迷子になるからね。」
環奈 「あい❤まま、ぱぱ。かんにゃ、おそりゃとびちゃい!」
「環奈、お空飛びたいの?じゃあパパあれやろ♪」
「うん!環奈行くぞー!」
リュウ・マイ 「「せーのそれー!」」
環奈 「わーい❤」
二人は手を繋ぎながら環奈をジャンプさせた。
そんな感じで上野動物園に到着し、三人は入園料を払い、中に入っていった。
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環奈 「かんにゃ、このどうぶつしゃんしってりゅよ!ぺんぎんしゃんでしょ!」
「そうだよ。環奈よく知ってるわね♪」
見やすいように環奈を抱っこしながら話しかけるマイ。
環奈 「うん!だってかんにゃ、みなみちゃといっちょにみたことがありゅもん!」
「そうだったな。じゃあペンギンさんの次は象さんを観に行こっか。」
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環奈 「ぞうしゃんっておはながながいね。ねぇぱぱ、なんでぞうしゃんのおはなはながいの?」
「それはね、生きるためだよ。お鼻が長いと遠くにあるりんごとか食べ物も取りやすくなるし、お水も飲みやすくなるからね。」
環奈 「へ~~。ぱぱはなんでもちってりゅね!」
三人は次にパンダを観に行くため象舎を後にした。
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「環奈、あれが本物のパンダさんだよ。」
マイが指をさした方向にはパンダ舎の中で前を向いてパンダが笹を食べていた。
環奈 「わ~きゃわいい❤」
「久しぶりに本物のパンダをみたな~。」
「パパ、環奈、一緒にパンダと写真撮ろ♪」
「うん。」
三人は近くにいた飼育員に写真を撮ってもらい礼を言ってその場を立ち去った。
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そろそろお昼になので三人は休憩所でマイが作ったお弁当を食べることになった。
「んー美味しい!ママ、また料理の腕あげたね!」
環奈 「おいちい❤」
「よかったー。パパと環奈が美味しいって言ってくれて❤」
環奈 「かんにゃはばんばーぐがいちばんだいちゅき!」
「環奈、ハンバーグが好きなのか。じゃあパパのハンバーグあげるよ。」
リュウは環奈の皿に自分の分のハンバーグをあげた。
環奈 「ぱぱ、いいの?」
「いいよ。さあ早く食べて。」
環奈 「ぱぱ、ありやと!」
「どういたしまして。」
リュウは環奈の頭を手で撫でた。
「よかったね。環奈♪」
三人はお昼御飯を食べ終えた後、再び歩き始めた。
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三人が最後にやって来たのはライオン舎である。
「環奈、見てごらん。あそこにいるのがライオンさんだよ。」
リュウが指をさした方向にはライオン舎の中でライオンが座っていた。
環奈 「へ~~かっこいいね!」
するとライオン舎の中のライオンがリュウ達がいるガラスの前にやって来た。
「ライオンさんが近くにやって来たよ♪すごい迫力だね!」
するとライオンは大きな声で咆哮した。
リュウ・マイ・環奈 「「「!!!!!」」」
ライオンの咆哮に驚く三人。
「まさか目の前で吠えるとは・・・・・ママ、びっくりしたね。」
「うん・・・・・・環奈どうしたの?」
環奈 「うぇーん・・・りゃあいおんしゃんこぁいー!あーん、あーん(涙)」
ライオンの咆哮に驚いて泣き出す環奈。
「よしよし環奈。ママとパパがいるから大丈夫だよ。泣かないで」
優しい声で環奈の背中をトントンしてあやすマイ。
環奈 「えーん(涙)」
その後環奈は泣きつかれて眠ってしまった。
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環奈 「すぅ・・・・・すぅ・・・・・。」
帰り道、環奈はリュウの運転する車の後部座席のチャイルドシートに座り眠っていた。
「環奈の怖がり、治るかな・・・・・・」
マイはチャイルドシートに座り眠る環奈を見ながらつぶやく。
「どうかな。怖がりで泣き虫なのは絶対マイちゃんに似てると思うけどな。」
リュウは車を運転しながらそうつぶやく。
「ムウ・・・・じゃあ心配性なところも治らないかも。」
「なんでだよ?」
「絶対にリュウくんからの遺伝だから。」
「うっ…確かに。でも結局俺達は似た者家族だよな。」
「そうだね。それに環奈は私たちの大切な子供だからこれからも優しい子に育てていこうね♪リュウくん❤」
「うん!」
今日も岡田家は愛がいっぱいのようです(笑)
つづく
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