「上手い!やっぱりマイちゃんの手料理は最高だね!」
「ありがとう♪ねぇリュウくん、環奈ちゃんが作った料理も食べてあげてよ。」
「わかった。(パクッ)おっ!環奈ちゃんの料理も美味しい!」
環奈 「ありがとうございます♪」
「何で環奈ちゃんは料理が上手なの?」
環奈 「5歳の頃から料理上手な母から教えてもらってるんです。」
「すごいね!5歳の頃から料理やってるんだ!どんなお母さんだろ?会ってみたい!」
環奈 「(ママ・・・あなたの事言ってるんだよ)」
三人は昼食を食べ終えて片付けをした後、疲れたので昼寝を取ることにした。
夕食後・・・・・・
「環奈ちゃん、お風呂入ったから先に入ってきて。」
環奈 「ではお言葉に甘えて。」
環奈は脱衣場でセーラー服を脱いで風呂に入った。
「さてと環奈ちゃんのセーラー服を片付けて私の昔のパジャマを持ってこなきゃ。」
マイは自室からパジャマを持ってきて、脱衣場に置き、環奈のセーラー服を持って脱衣場を後にしようとしたその時セーラー服のポケットから写真が床に落ちた。
「何この写真?・・・・・・えっ!?」
マイが手に持っていた写真に写っていたのは・・・ハワイのワイキキビーチでリュウと可愛い女の子を抱いている自分だった。
「・・・・・・・・・」
マイは写真を見て言葉が出ない。
「マイちゃん、どうしたの!?」
写真を見て呆然としているマイを見て近づくリュウ。
「リュウくん、これを見て・・・・」
「えっ?・・・・・あっ!これは俺と・・・・マイちゃん・・・・と誰だこの女の子は!?ってかこの写真はどこから出てきたんだ?」
「環奈ちゃんのセーラー服から・・・。」
「何だって!じゃあ環奈ちゃんは何者なんだ?」
「リュウくん、環奈ちゃんがお風呂から上がってから聞きましょ。」
「そうだな。」
二人は環奈が風呂から上がるのを待つことにした。
環奈 「お風呂いただきました~。」
パジャマに着替えてリビングにやってきた環奈。
「そ・・・・そっか!環奈ちゃんお風呂気持ちよかった?」
環奈 「はい!次はリュウさんが入ってください。」
「じ・・・じゃあそうするよ。ところで環奈ちゃん?」
環奈 「はい?」
「君って本当に家出してきたんだよね?」
環奈 「あっ・・・・はい!」
「じゃあこの写真はどういうことなの?」
マイは恐る恐る環奈の前に例の写真を出す。
環奈 「あっ!それは!」
「ごめんね。本当にたまたま見ただけなの!」
「本当に君は一体何者なんだい?」
環奈はもうすべてを明かす決意をした。
環奈 「ごめんなさい!!私、嘘ついてました!」
二人に向けて頭を下げる環奈。
リュウ・マイ 「「えっ!!!」」
環奈 「私は岡本環奈じゃなくて本当は岡田環奈なんです!」
「えっ!岡田!?・・・・まさか!!」
環奈 「私は未来から来たあなた達の娘です!パパ、ママ!」
リュウ・マイ 「「・・・・ええ―――!!!!」」
「本当に未来から来た俺とマイちゃんの娘なのか?」
環奈 「・・・・・はい。」
「嘘・・・・。」
「じゃあ俺の野球のポジションは?」
環奈 「センターです。市川総合野球部キャプテンでもあります。」
「次に俺の師匠は?」
環奈 「柴田恭平さん。おじいちゃんの上司です。」
「マイちゃんへの告白の言葉は?」
環奈 「マイちゃん、これからは俺が守るから。どんなことがあっても俺が絶対マイちゃんを守るから・・・・・・マイちゃん、俺と付き合ってくださいです。」
「す・・・スゲー!」
「じ・・・じゃあ私ソフトボールやってた時のポジションは?」
環奈 「セカンドです。」
「次に私の家族の名前は?」
環奈 「お父さんは公助、お母さんは優香、妹はアスカです。」
「ほ・・・・本当だ!」
「そういえば目や鼻や唇や白い肌や料理上手なところや優しい性格がマイちゃんに似てるよ。」
「そして笑った顔としっかりしているところや真面目な性格はリュウくんに似てるね。」
環奈 「じゃあ信じてくれるんですね?」
「だってリュウくんと私に似てるところがあるし、それに私とリュウくんしか知らないことも知ってるからね。」
「うん。ところで環奈ちゃん。君はどうして過去に来たんだい?」
環奈 「パパとママがどんな青春時代を過ごしたのか知りたくなったんです。」
「そうなんだ。ねぇ環奈ちゃん、せっかく昔の私たちに会ったんだから敬語とさん付けはやめない?」
環奈 「えっ?でも・・・・」
「敬語とかさん付けはよそよそしいし、俺とマイちゃんと話しているときはパパ・ママ呼びでため口でいいから。」
環奈 「パパ、ママありがとう」
つづく
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