A Day in Our Life #96 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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第32話 「控え部員達の大奮闘」


文化祭代休から1ヶ月が過ぎ、その間に行われた関東大会で市川総合は三回戦で惜しくも東海大相模に敗退してしまった。


そして明日は秋季関東大会終了後初めての練習試合で相手は格下の行徳高校。

ヒロト  「明日の対戦相手は行徳か・・・・」

ハルト  「行徳って確かいつも県大会1回戦で敗退しているザコだろ?楽勝じゃん!」

「おいハルト!対戦相手をザコ呼ばわりするなよ!失礼だぞ!」

ショウ  「そうだよ!なめてると痛い目に遭うよ!」

ハルト  「ハイハイ。わかりました。」

内村先生  「おーい。村上、佐藤、小山来てくれ!」

ハルト・タツヤ・カズヤ  「はい!!」

内村先生のもとに走る三人。

内村先生  「実は明日の練習試合の二試合目にお前達をスタメン出場させることが決まった。」

ハルト・タツヤ・カズヤ  「ま・・・・マジですか!!」

内村先生  「本当だ!お前達頑張れよ!」

ハルト・タツヤ・カズヤ  「はい!!!」

ヒロト  「カズヤ達、内村先生と何話してるんだろう?」

「わからん。帰ってきたら聞いてみよう。」

話を終えてハルト達が帰ってきた。

ショウ  「お帰り。何話してたの?」

カズヤ  「今度の練習試合の二試合目に俺たちがスタメン出場するって内村先生に言われた。」

タクヤ  「マジで!おめでとう!」

ハルト  「ついにスタメン出場!よっしゃー打ちまくるぞー!!!」

 「カズヤとタツヤは安心だけどハルトが心配だ・・・・・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌日


市川総合と行徳高校の練習試合の第1試合が市川国府台球場で始まった。


試合は先発の二宮が行徳打線を0点に抑え、そして打線はまずリュウがレフトに先頭打者ホームランを放ち、ヒロトはスリーランホームラン、タクヤはツーランホームランと四天王達が大活躍、二年生も負けじと4番の今井が満塁ホームランを放ち、終わってみれば21ー0と市川総合のコールド勝ちとなった。



休憩時間


「リュウくん、お疲れさま♪先頭打者ホームランかっこよかったよ❤」

「マイちゃん、ありがとう!」

「1試合目は4打数4安打で全打席出塁でしょ。二試合目も頑張ってね♪」

「ごめんマイちゃん。俺、二試合目は出れないんだ。」

「えっ!何で?」

「実は先生にたまには休めと言われたんだ。」

「そうなんだ・・・・お休みするのはリュウくんだけ?」

「ヒロトも休めと言われたよ。」

ヒロト  「言われた言われた。」

ナナミ  「ねえヒロトくんとリュウくんの代わりに誰がスタメン出場するの?」

「タツヤとカズヤが出る。それとショート滝沢さんも欠場するんだよ。」

「滝沢さんの代わりに誰が出場するの?」

ヒロト  「ハルトが出るんだよ。」

「えっ!ハルトくんが試合に出るの!ハルトくんってまだ上手とは言えないじゃん。」

ナナミ  「でもハルトくんは最近上達しているから大丈夫だと思うよ。」

ショウ  「うん。スイングもアッパースイングじゃなくなって来てるし、ジャンピングキャッチもできるようになったからね。」

サユリ  「とにかくショウちゃん。二試合目先発頑張ってね!」

ショウ  「まかせて!」


その後ベンチ前で円陣を組み終わり、挨拶を終え、二試合目が始まった。




1回表ショウは行徳打線を三者凡退に抑えた。


サユリ  「よし!ショウちゃんナイスピッチング~!」

リナ  「カズヤくん、絶対打って~!!」

ナナミ 「元気だね・・・・生駒ちゃん。ヒロトくんの代わりにカズヤくんがスタメン出場出来て嬉しいよね。」

不機嫌そうにリナを睨み付けながら話しかけるナナミ。 

リナ  「ご・・・・・・・ごめんなさい。」

恐怖のあまり体を震わせながら謝るリナ。

まいまい  「ななみん、不機嫌そうに話しかけちゃだめだよ!ヒロトくんが試合に出れないくらいで・・・・・」

レイカ  「たっくーん!!ファイトー!!」

黒石(マイ)  「・・・・・・・・・・チッ。」

リュウが試合に出れないため黒石さん化しているマイ。

ユミ  「まいやん、黒石さんになってるから!リュウくんが試合に出れなくて機嫌が悪いのはわかるけどタツヤくんを応援してあげなよ!」

「だってさ~リュウくんが試合に出れないんだよ!見ててもつまんないよ!それにタツヤくんはリュウくんより守備上手くないし、足も早くないし、ミート力も低いじゃん!」

レイカはこの言葉を聞いてイラッとした表情を浮かべた。

レイカ  「でもパワーはたっくんが上ですけどね~それにホームランの数もリュウくんよりたっくんの方が上だから!!!!」

「リュウくんだってホームラン打てるもん!リュウくんはホームラン打てるのにあえてヒット狙いにしてるんだからね!」

言い争いを始めるレイカとマイ。

カズミ  「二人とも喧嘩はやめて!ほら試合見よ?ねっ!」



ウグイス嬢  「1番ファースト小山くん。」

「カズヤ、気合い入れてけよ!!!」

カズヤ  「よっしゃ!」

カズヤはバッターボックスに入り、バットを構える。

相手投手の第1球目はカーブでカズヤは見送りストライク。

リナ  「いいよ!カズヤくん!見ていこ!見ていこ!」

カズヤは二球目のストレートでセーフティバントを決めて出塁を決めた!


リナ  「カズヤくん、ナイス!!」

ミサ  「カズヤくんらしい足を活かしたプレーだね!!」


その後打線が繋がり3点を先制し、5番タクヤがヒットで出塁し、ランナー1塁で次は6番レフトタツヤ。


レイカ  「たっくーん!ホームラン打って!!」

ヒロト  「タツヤ!リラックスして自分のバッティングをしてこいよ!」

タツヤ  「わかった!」

相手投手の1球目はストレートでタツヤはバットを振ったが空振りストライク。

コウタ  「ドンマイ!ドンマイ!次打てるよ!」

タツヤは相手投手の二球目のカーブを叩き、打球は左中間を抜けるタイムリーツーベースヒットとなった。これで4点目。

レイカ  「やったー!たっくん!すごーい!」

まいまい  「初打席で初打点を上げるなんてすごいね!」


その頃、ネクストバッターズサークルで素振りを終えたハルトがバッターボックスに向かっていた。


ウグイス嬢  「7番ショート村上くん。」

ハルト  (ゼッテー打つぞ!このチャンスを逃すわけにはいかねぇ!!)

ナナセ  「ハルトー!頑張ってなー!!」

審判   「プレイ!!」


相手投手の第1球目はストレートでハルトはいきなりバットに当てたがファウルとなった。


ハルト  (くっそー絶好球だったのに・・・・)

二球目はスライダーでハルトのバットが空を切った。

審判  「ストライーク!」

ナナセ  「あかん・・・もう追い込まれた・・・・」


相手投手の三球目はストレートでストライクゾーンから外れた。


審判  「ボール!!」

ハルト  (これで1ボール2ストライクか・・・よし!4球目に勝負をかける!)


相手投手は4球目を投げた。

ハルト  (よっしゃ!ストレート!もらったー!!)

ハルトがバットを振った瞬間、球は左方向に曲がりバットが空を切った。

審判  「ストライーク!バッターアウト!」

ハルト  「くそっ!!!」

ナナセ  「ああ~あかんかった・・・・・」

ハルトは悔しそうにベンチに戻っていった。

カズヤ  「ハルト、ドンマイ。まだチャンスがあるから落ち着いていこうぜ!」

ハルト  「おう。」

その後、8番相葉がセンターフライに倒れスリーアウトチェンジとなった。


あっという間に4回裏、市川総合の攻撃。打順は6番レフトタツヤから!

レイカ  「たっくーん!!打ってー!!」

タツヤはレイカの声援を胸にバッターボックスに入る。

審判  「プレイ!!」

相手投手の第1球目はストレートでタツヤはボールを見送り、ストライク。

タツヤ  (次は確実に変化球が来るだろう。よし行くか!)

相手投手の第二球目はタツヤの予想通り変化球でタツヤは思いっきりバットを振り抜いた。

カキ―――ン!!!

「あっ!」

ヒロト  「これは行った!!」

打球はぐんぐんと伸びていき、レフトスタンドの向こうの木の所に落ちていった。

レイカ  「やったー!ホームランだ!しかも特大!!」

「す・・・・すごい!」

ナナミ  「ヒロトくんよりも飛んだんじゃない?」  

まいまい  「タクヤくんよりも飛ばしたし・・・・」

リナ  「どんだけタツヤさんは力が強いの?」

レイカ  「まあたっくんは脱ぐと筋骨隆々だからね!」

ナナセ  「へ~すごいな。」

ショウ  「タツヤ、ナイスバッティング!」

「お前すげぇな!」

ヒロト  「次も頼むぞ!」

タツヤ  「ありがとうな!」

ベンチに帰ってきたタツヤをハイタッチで出迎えるリュウ達。


ちなみにハルトは二球目に特大ファウルを放ったがあっけなくショートゴロに終わった。

ハルト  「俺の打席、省略し過ぎだろ!!おい!もっと書けよ!」




つづく





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