翌日
今日も午前中に授業が終わり、さゆりんと帰宅している。
リュウくん、ショウくん、ヒロトくん、そしてななみんは野球部の練習を見学するため学校に残っている。
「ねえ、さゆりん?」
サユリ 「何?まいやん。」
「さゆりんはいつからショウくんと付き合ってるの?」
サユリ 「ショウちゃんとは中二の頃から付き合ってるの!」
「どっちから告白したの?」
サユリ 「ショウちゃんだよ!」
「そうなんだ~。もうキスはしたの?」
サユリ 「私の誕生日にショウちゃんが私にキスしてくれたの(///∇///)」
「ショウくんって意外とロマンチストなんだ。」
サユリ 「ところでまいやん。」
「何?」
サユリ 「まいやんはリュウくんのこと好きでしょ?」
「何でわかったの!?絶対に気づかれないと思ったのに!」
サユリ 「否定しないってことはやっぱり好きなんだ!」
「うん。私のハンカチをリュウくんが拾って渡してくれた時にありがとうって言ったらリュウくんがどういたしましてって言ってくれた後に見せた優しい笑顔に惚れたの❤」
サユリ 「それって一目惚れじゃん!ロマンチック~!」
「ねぇ私がリュウくんが好きって知ってるのはさゆりんだけだよね!」
サユリ 「違うよ!ななみんも気づいてるよ!」
「ななみんも気づいてるの!っていうか何で私がリュウくんのことが好きって見抜いたの!」
サユリ 「だってまいやんがリュウくんと話しているときにめっちゃ好き好きオーラを出してたから!」
「~~~~~っ!!////////」
顔を赤くする私。
まさか私がリュウくんのことが好きなのをさゆりんとななみんに気づかれていたとは・・・・
サユリ 「告白しないの?リュウくんに」
「告白したいけどなかなか勇気が出ないの・・・」
サユリ 「早くしないとリュウくんが別の人の彼氏になっちゃうよ!リュウくん、モテるんだよ!」
「えっ・・・本当に!!」
サユリ 「私、聞いちゃったの。マナツ、レイカ、ユミ、かなりんの会話を・・・・・・・・・」
「どんな会話だったの?」
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マナツ 「ねえ、岡田くんってかっこいいよね~笑顔も素敵だし、優しいし♪」
カナ 「確かにかっこいいよね!」
レイカ 「背も高くて爽やかだし!」
ユミ 「マナツ、告白しなよ!」
マナツ 「早く告白して、岡田くんと付き合うぞー!!!おー♪」
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「やだやだ!リュウくんが別の人の彼氏になるのイヤ!!!絶対イヤだ!!!」
サユリ 「そうならないためにもまいやん、早く告白しなよ!私応援してるから!」
「さゆりんありがとう~!」
しばらく会話をしながら歩き、やがてさゆりんと別れた。
「さゆりん、また明日。」
さゆりん 「バイバイ♪」
自宅に着き、私服に着替えて昼食を作って食べた後、携帯にリュウくんからの電話がくるまで待つ。
リュウくんはコンビニで昼食を買ったらしく、家で食べないらしい。
早くリュウくんのお家に行きたいな~
午後2時、私の携帯がなった。リュウくんから電話がきた!
ピッ!
「もしもしリュウくん?もうお家に行ってもいいの?えっ本当に!一緒に夕飯も食べる?食べる!じゃあ今から行くね!」
電話を切る。
いよいよリュウくんのお家に行けるんだ!
男の人の部屋に入るのは初めてでしかも初めて入る男の人の部屋が好きな人の部屋!!
私はウキウキしながら部屋を出て、リュウくんのお家に向かった。
ピンポーン
リュウくんの家の玄関のチャイムを押す。
「はーい!あっマイちゃん!」
私服のリュウくんが扉を開けて出てきた。
リュウくんの私服はグレー超薄めのカーディガンにホワイトとブルーのボーダーTシャツと黒いジーンズを履いていた。
「リュウくんって私服の時もかっこいいね❤」
「そ・・・そうかな//////」
照れてるリュウくんもかっこいい~❤
「さあ入って!入って!」
「うん。」
家に入り、玄関で靴を脱ぎ、スリッパにはきかえている途中でリビングのドアが開いて綺麗な女の人が出てきた。
涼子 「あらっ!あなたが白石マイさん?」
「はじめまして!白石マイです。」
深く礼をする私。
涼子 「こちらこそはじめまして!リュウの母の岡田涼子と申します。」
私と同じく深く礼をしながら挨拶をする涼子さん。
もう一人、今度は背が小さくて髪型がツインテールのかわいい女の子がやってきた。
みなみ 「はじめまして!岡田みなみです!」
「はじめまして!みなみちゃんは今何歳なの?」
みなみちゃんの大きさに合わせるため屈みながら話しかける。
みなみ 「11歳で4月で小学6年生になりました。」
「まだ小学生なんだ!かわいいね♪」
みなみちゃんの頭を撫でてあげると笑顔になってて喜んでいた。
涼子さんとみなみちゃんに挨拶をした後、二階のリュウくんの部屋に入った。
リュウくんの部屋はベットや勉強机と本棚が置かれていて、本棚には漫画本や英語の本が置かれていた。さらにトレーニング器具1台、素振り用の金属バット、アコースティックギターも置かれていた。
「すごい部屋だね。」
「ごめんね!変な部屋で!」
「いや違うよ!いろいろ道具があってすごいな~と思って。」
「そっか!ありがとう!」
「私、男の人の部屋入るの初めてなの。しかも初めて入った男の人の部屋がリュウくんの部屋で嬉しいな~」
「そうなんだ・・・・・」
「ねえリュウくん。何で本棚にたくさん英語の本があるの?」
「俺、英語の勉強が好きなんだ!」
「そうなんだ!学校の英語テストの最高点は何点?」
「100点を採ったことがあるよ!」
「すごいね!」
「最近は英語の他にもイタリア語の勉強もしてる。」
「イタリア語も勉強してるんだ~」
リュウくんは優しくてかっこいいだけじゃなくて頭も良いんだ。私はさらに気になるものをリュウくんに聞いてみた。
「ねえ、あのトレーニング器具はどう使うの?」
「ああ!この器具は懸垂だけじゃなくて、パーツを付ければ腕立て伏せや腹筋が出来るんだ!」
「へえ~毎日筋トレしてるの?」
「もちろん!毎日腹筋100回、腕立て100回、側筋60回やってる。」
「腹筋と腕立てを毎日100回やってるの!?」
「俺、野球部だからこれくらいは鍛えないと思ってるし、あと・・・・」
「あと?」
「俺、ひ弱な男に見られるのが嫌だから」
キューン❤リュウくんの笑顔すごくかわいい!
「ねえ私、リュウくんの筋肉見たい!」
「えっ!俺の筋肉見たいの!?」
「お願い!ちょっとだけでいいから見せて!」
両手を合わせてリュウくんにお願いする。
「じゃ・・・じゃあちょっとだけだよ///」
リュウくんは長袖の右袖を捲って腕に力を入れた。すると鍛え上げられた上腕二頭筋が現れた。
「すごいね!かっこいい!」
「ありがとう。」
「リュウくんってすごいね!かっこいいし、運動神経もいいし、頭もいいし、優しいし、筋肉もあるんだもん!」
「いや。俺は普通だよ。」
「えっ・・・なんで?」
「ヒロトの方がかっこいいし、野球も上手いし、ショウの方が頭が良いから。」
「そんなことないもん!私はリュウくんのことかっこいいと思ってるから」
「ありがとう。マイちゃんに言われると自信が出るな・・・・///」
「だから自信を持って❤」
「うん!」
しばらく二人で話をした後、夕食の時間になり、二人で一階のリビングに降りた
つづく
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