ファン・フランシスコ・エストラーダ vs ローマン・ゴンサレス Ⅱ | R I N G C H E C K !

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中南米におけるスター同志、 スーパーフライ級黄金カード。 WBC王者 “ ガジョ ” エストラーダとWBAスーパー王者 “ チョコラティート ” ローマン・ゴンサレスによる王座統一戦であり、 判定に紛糾した前戦から約8年越しに実現した再戦でもあります。





▼ ファン・フランシスコ・エストラーダ vs ローマン・ゴンサレス Ⅱ







中南米強打者同士、 また戦術は違えどもテクニック的に拮抗した両者の勝負は前戦以上の死闘となりました。 大局的には前戦と同じく、エモーショナルに躍動し前重心 ( ロマゴンのプレスに押し負けぬよう ) のまま小さくフットワークでレンジキープに努め、巧みに上下を打ち分けながらボクサーファイトしていくエストラーダと、普段通りに淡々と無表情で前進しマシーナリーにコンビネーションを打ち分けていくロマゴン。両者全く譲らずの非常に見応えある好勝負でした。





ご周知の通り今回も判定は大いに揉めましたが … 当ブログ管理人がWBC/WBA採点基準に基づいた採点を1R毎に慎重に行なっていった結果、 エストラーダが取ったRは 1R 6R 7R 9R 11R ロマゴンが取ったRは 2R 3R 4R 5R 8R 10R 12R … つまり 当ブログ的採点では 115-113 でロマゴンの判定勝ちでした ^





私自身 以前書いた記事 ではエストラーダの勝利予想をしていましたし、 前戦の判定もエストラーダ判定勝利の採点を付けていましたが … ^ 今回は このような採点となりました。ロマゴンが此処に来て やっとスーパーフライ級のフィジカル及第点と言えるようなパワー&ストレングスを手に入れていた点、 シンプルにクリーンエフェクティブヒットの数と見栄えが良かった、 という2点を中心に採点判断致しました。





エストラーダは左右ボディを上手く散らしながら良いスリップカウンターを当てていましたが、ロマゴンの前進を止めるには至らず。 またディフェンス面でもロマゴンの右ストレートをブロックせず右パリーだけで弾こうとして捻じ込まれているシーンが目立ち … 結果どちらかに振れるRではロマゴンに振る事が多くなってしまいました … ま、 それは飽くまで私的採点で、 公式結果は逆なんですけど ^





勝者エストラーダはシーサケット ( 同日、 クワンタイにKO勝利 ) と3度目の対戦が義務付けられているようです … が、 正直あまりもう見たくないなぁ … というのは冗談で … ここら辺は誰とやっても戦争のような試合になるでしょうね … やはり日本人としては、 井岡選手がこのスーパーフライ級スターウォーズの渦中に飛び込んで行ってくれる事を望んでしまいますね ! !















〇 結果 : エストラーダ 12R 判定勝利 2-1 ( 117-111、115-113、113-115 )