アムナット・ルエンロン vs シーサケット・ソー・ルンビサイ | R I N G C H E C K !

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これは興味深いカード。 タイ国を代表するアウトボクサーとファイターによる矛盾 ( ほこたて ) 対決。 井岡選手とカシメロに勝っているアムナットと、 ロマゴンを2度粉砕してみせたシーサケットのノンタイトル10回戦。





▼ アムナット・ルエンロン vs シーサケット・ソー・ルンビサイ







期待通りに後退するアムナットと前進するシーサケットな展開 ^ 序盤を制したのはアムナット、 右ボディフック、 右アッパーを引っ掛けては即座にバックステップしてレンジキープ、 それでもシーサケットが強引に出て来ると今度はピボットしながらの左フックで突進を捌く。 往年のマタドールっぷりはいまだ健在。 ( 3R、 出会い頭のバッティングは これまでもアムナットがファイター/スウォーマーと対峙した際に使って来たダーティテクニック … )













ただ、 中盤になると徐々にシーサケットの左ストレートから返す右ボディに削り取られ、 アムナットの足が止まる。 ボディワークも冴えず、 シーサケットの連打をブロッキングで耐えるシーンが増える。 シーサットは無尽蔵のスタミナで前進しながら連打。 しかしながら緩急無しの同リズムからのスローパンチ ( 豪打ではあるのですが … ) では、 アムナットを完全に切り崩すまでは到達せず … 再び世界を目指すのならば、 年齢差を考えても倒しておきたかった相手だと思いますが … なんとも … 期待以上の試合内容とは言えませんでした。






結果 : シーサケット 10R 判定勝利 3-0 ( 97-94、 96-93、 99-91 )