WBAスーパー&IBFヘビー級 統一戦。 AJに対抗するは、元オリンピアンでもある曲者ランカー、カルロス・タカム ( 指名挑戦者のプーレフの怪我による繰り上げ )
▼ アンソニー・ジョシュア vs カルロス・タカム
前日計量では クリチコ戦 より4ポンドも重い254ポンドを記録したジョシュア、しかしパワーは勿論、これだけ増量後してもスピードが落ちておらず、ボクシング精度も更に増している印象。
今回の試合では 途中 曲者タカムのヘッドムーブに対し、的が絞れないシーンや、 ダーティなバッティングを受けてしまうシーンもありましたが …
… それでも全体的に見れば やはり能力差は歴然 … 加えて身長差11センチ、リーチ差4センチ、体重差9キロともなると、ストレングス/フィジカル差も歴然 … 正直、この怪物を相手に タカムは持っている物で よく工夫して戦っていた方だと思います。
それにしても … 先ほども書いたように、ジョシュアは 自らの身体を更にビルドアップさせた上で、ボクシング自体の精度も更に更に押し上げて来ているように見えました。
基本的な事ですが、振りの小ささとか、逆手のガードとか、 ( 大味になりがちな重量級としては ) 細かい部分を意識しながら、これまでの試合よりも フィジカル差だけに頼る事なく、精度の高いシステマティックなボクシングの完成に努めているように感じました。