英国重量級 “ 第二のアンソニー ” アンソニー・ヤード ( ヤーデ )
10勝9KO無敗のキャリアを積み、 ついに初タイトル。 BBBofC の南部王座タイトルマッチ。
アマキャリアはたった12戦しかないのですが、 プロ転向後は破竹の連勝。 ちょっと言い過ぎかもしれませんが、 アンソニー・ジョシュアを一回り小さくしてライトヘビー級に落とし込んだようなフィジカルモンスターっぷり。 ボクシングもド派手でスター気質は かなり高いです。
▼ アンソニー・ヤード vs クリス・ホブス
いやぁ … 凄い … この並外れたフィジカルを活かし切った躍動感溢れる攻撃的ボクシング。 骨盤設定は中立で攻守どちらも優れたボクシングに対応。 構えはL字中心で上体幅の作り方も上手くディフェンス力も高い。 リード、 ストレート、 フック、 アッパー、 ボディ、 どのパンチも美しくダイナミズムに溢れていて 上下打ち分けながらも的確に急所を捉える事が出来る … おまけにカウンターまで打てるんだから … BBBofCタイトル戦線くらいでは相手は居ないでしょう。 個人的には すぐに世界ランカークラスと組んでも良いくらいの実力は備わっているように感じます。 一目で突き抜けた存在だと言う事が分かるスーパープロスペクト。
ヤードには、 トゥンデ・アジャイ という ケビン・ミッチェルなどにも付いていたアフリカ系のトレーナーがチーフに付いています。 メイウェザースタイルのミットが得意なトレーナーなのですが、 ロジャー氏のパターンにインスパイヤされつつも変則的な独自のパターンが多くて かなりオリジナルなものになっています。 ↓ これは面白い。
▼ アンソニー・ヤード / ミット打ち
色々な側面から興味深い … トゥンデ・アジャイが 「 ヤードは まだまだ 成長過程にある 」 と言っている通り、 未完成な選手ですし、 これからの存在ではありますが … 非常に面白い選手です。 今後ボクシング界を担うようなスター選手に育っていく可能性も あると思います。 今後も動向が見逃せません。
▼ BoxNation での アンソニー・ヤード 特集番組
※ P.S …
“ THE BEAST ” って愛称だけは 今すぐに変えて欲しい。 なぜなら どうしても思い出してしまうから ^
超絶ダサくても 分かりやすく “ THE TARZAN ” とかで 行こうぜ ! ^