シッティチャイ・シッソーンピーノーン | R I N G C H E C K !

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打撃系格闘技の練習や試合についてのブログでしたが、
現在は海外ボクシングとムエタイの記事が中心です。
知り合い・近親者向けに書いています。




現在 シッソーンピーノーン・ジムの稼ぎ頭と言ったらこの人、












シッティチャイ・シッソーンピーノーン






タイのスタジアムではおなじみの強豪ですが、



この所、タイでの試合より海外を戦場にして
ヨーロッパのミドル級の一流所と戦う事が多いんです。



先日もマックスムエタイ興行で
ジョーダン・ワトソンに勝利したばかり。



ジョーダン・ワトソンはバリバリのミドル級で
アムラーニやアントワン・ピントに勝って
ブアカーオとヨーセングライに善戦している実力者ですからね。



本来ウェルターかSウェルターのシッティチャイが
彼らに連勝してしまうのはやはりムエタイの凄さなのでしょうか。



シッティチャイは11歳で初試合に出て、これまで
アタチャイ、ジェンロップ、アヌワット、シンマニー、
イッキュウサン、サムランチャイ、ペチャサウィン、
ダミアン・アラモス、ファビオ・ピンカ ... etc
錚々たる選手達に勝ってきてます。



スタイルとしてはサウスポーのムエテッですね。
ヨーセングライもブアカーオもそうですが、
K-1ルールでも活躍出来る選手はムエテッが多いんです。



シッティチャイはヨーロッパ勢と
体格負けしても決して圧力負けはしないんですよね。
アップライトだけど重心が落ちているというか、
フィジカル負けしてる相手に対しても常にプレス掛けるし
相手の打撃にもスタンスを崩さずに
返しを打っていける体幹とケンレンの強さがあります。



他のムエタイスーパースターと比べて
物凄く強烈な必殺技がある訳でも
超人的な動作や上手さがある訳でもないんですが、
サウスポーからの左ミドルとヒザは
左ストレートをアクセントにして
最後までテンポ良く出していくし
その中で最終回までに必ず相手の腕と腹を削ってますね。



そして、オフェンスだけでなく
ディフェンスも凄いんです。



自分の中では、シッティチャイの凄さと言ったら
オフェンスよりディフェンスの固さなんですよ。



体の大きなヨーロッパ勢の
どんな攻撃にも全く動じない強固なアームガード、
全ての蹴りを跳ね返すカット、すかすスウェー、
ディフェンス時も本当にスタンスがブレないし、
ガードやカットの後も 全く下がらずに そのまま圧力強めて
返しが来るので、相手も壁かなんかに攻撃してるような、
そんな気分になってしまうでしょうね。



ミドル戦線では 体の小さなシッティチャイですが、
対峙してみなければ分からないオーラと圧力があるのは
間違いなさそうです。



これからも注目のナックムエです ^



それでは、
先日のマックスムエタイ興行でのジョーダン・ワトソン戦と、
普段のシッティチャイの練習シーンの動画をどうぞ ^




▼ 8.13 ジョーダン・ワトソン戦






▼ シッティチャイのミット






▼ シッティチャイとケムの首相撲